Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...
SSブログ

認知運動療法の見解は? [お勧め本]


脳のなかの身体―認知運動療法の挑戦 (講談社現代新書 1929)

脳のなかの身体―認知運動療法の挑戦 (講談社現代新書 1929)

  • 作者: 宮本 省三
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/02/21
  • メディア: 新書

私は最近、リハビリに関して認知運動療法系の本を読むことが多くなってきました。
認知運動療法というと、ちょっと尖がってる(先端)印象を持たれるかも知れませんが、今回ご紹介する宮本省三先生の本は、認知運動療法の基本的な考えがわかりやすく書かれており、入門書にはぴったりだと思います。
私がメモってる文書を少し紹介します。

◇片麻痺は、脊髄レベルにおける伸長反射の亢進を必ず伴う痙性麻痺であり、その病態は感覚運動系の反射制御障害である。
この異常な筋緊張を患者自身が制御できなければ、運動麻痺は回復しない。
つまり、中枢神経系の階層構造における下位レベル(脊髄、脳幹レベル)の異常な反射活動を、上位レベル(大脳皮質)の認知機能によって制御する能力を向上させることによってのみ随意運動は回復するのである。

皆さん、理屈(理論)としてはシンプルで非常に解りやすく感じませんか?

◇認知運動療法は患者とセラピストが共に思考することに運動麻痺を回復させるアプローチです。

セラピストに、具体的な意図も説明されず、ただ一方的に指示された動作をさせられるだけのリハビリを受け続けてきた身には何とも魅力的な言葉に感じられます。
もし現時点で片麻痺のリハビリに正解(AのリハビリをすればBの効果が得られる)がないなら”ホンマ、何でこん良うならへんのや!”、
セラピストと患者は互いに効果を確認し話合いながら共同作業するしかないのではないか・・・。そんなことを感じさせられました



恐縮ですが下の にほんブログ村 の文字をぽっちと・クリック下されば励みになります。
にほんブログ村 病気ブログ 脳卒中・脳梗塞へ
にほんブログ村
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました