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瀬古利彦と為末大 その3(最終章) 管理型より選手主導型に [その他(ブログ等)]

■管理型より選手主導型に
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◇ここ最近選手の自主性に任せる指導法で選手が好成績を出し始めた。卓球女子日本代表や箱根駅伝3連覇のの青山学院大学である

◇選手主導型の良い点は自分がやりたくてやっているという姿勢が貫かれることだ。同じ練習でもやらされるのではなく自分のためにやっていると感じる人間の練習の効果は格段に違う。

◇理論的に正しい練習を主体性なくやる場合と、たとえ練習内容に根拠がなくても主体性をもって行なった場合では後者の方が選手の成績が良かった。正しい戦術よりも個人が主体性をもって取り組む方が影響は大きかったのだ。 

◇管理がゆるめば確かに自分で自分をコントロールできない人間のパフォーマンスは落ちてしまうだろう。また自由になれば本人が自分で考え意思決定をし、その結果責任をある程度引き受けなければならないため、考えられない人間や主体性を持てない人間は取り残されてしまうだろう 。
 
◇管理型は問題が起きにくい、綺麗に整った世界を作るには向いているが、完璧が故に個人が何かを思いつき生み出し変化していく余地を奪ってしまう。

◇その根本にある人間観を変えていく必要があるのではないだろうか。 

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いかがでしたか、どうやら軍配は「選手主導型」に上がりそうです。ただし青山学院陸上部の原監督ように指導者がうまく「選手主導型」に導くことで、より多くの選手において成果が上がるのでしょう。
 
しかし為末さんの聡明さには驚きます。これがある意味「選手主導型」の成果なのでしょう。コーチをやれば、瀬古さんより為末さんの方が確実に結果を残しそうな気が私はします。

ところで、脳卒中片麻痺の同病の方の中にも、きわめて熱心に自分で勉強し・研究し主体的に自主リハビリに取り組まれる方がおられます。渡辺一正さんなど体験記を書かれた方のみならず、現在のブログ村にもおられます。やはりこのような方が成果を上げるのでしょう。

回復期の病棟では一般的にセラピストの言うままリハビリに取り組みます。脳卒中で倒れる前に、脳卒中リハビリの知識を持っているはずないのですから当然です。

ただし殆どのセラピストは瀬古選手を指導した中村先生のような見識や情熱は持っておられません。
また、前に紹介した上田敏先生、大川弥生先生などの様に「障害者主導型」に導こうとするセラピストも殆どいません。

 このような困難な状況の中で、為末さんはの見解は、我々自主リハビリに取り組む片麻痺障害者に大変心強い提言です。
 
  おわり 

 
    





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