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その2 若くて障害軽い(グループA)と年令高いが障害軽い(グループB)の特性 [障害者として生きる]

 今回、各グループの特性について考えてみたいと思います。
 
■A「年齢が若く、障害の程度が軽い」グループ
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一言でいえば、我々脳卒中片麻痺患者の中では、元気で活発なグループです。

人生の中途で、脳卒中片麻痺にという大きな不幸に見舞われながらも、早期に光明が見いだせるグループだと思います。健常者に一番近づくことができるグループでしょう。

職場復帰を現実的な目標とすることができ、病前の収入と人間関係が維持できる可能性があります。主婦などの方も、不自由ながらも家事全般が何とかこなせる状態ではないでしょうか。

片麻痺という大きな障害を負っているわけですから、リハビリは不可欠ですが、やれば他のグループより効果を感じやすく、ますます熱心にリハビリに取り組めます。リハビリに熱心で積極的な人が多くいます。子供が小さく「家族に対する責任感」もモチベーションを上げていると思われます。

ただ、若く障害が軽いからこそ、人として変容する機会を逃す可能性もあります。
他のグループとの違いが見えず、他の方を「障害をあきらめた、情けない人」などと簡単に批判したりする人も見かけます。

■B「年齢が高いが、障害の程度が軽い」グループ
bキャプチャ.PNG
このグループも比較的元気な人のグループです。

すでに子供も独立して、年金暮らしでいる人も多いと思われます。それが障害厚生年金や障害共済年金受給者などの場合は、ある程度、経済的な基盤が安定していると考えられます。主婦の方でも夫より経済基盤が安定している方もあるでしょう。

このような方々は、趣味に没頭したり、外出も容易なことから旅行や仲間づくりなどを通して元気な人も多く見受けられます。

私が知っている方々も、片麻痺のハーモニカの演奏グループを数人で結成され、活発に演奏会を開かれています。地元紙に取り上げられることもたびたびあり、生き生きと活動されています。

ただ、経済基盤が弱い方、一人暮らしの方は、同年代の健常者に比べそれなりの苦労はあると思います。
  
以上のAグループ、Bグループの方が「障害にも負けず生き生きと暮らす 」という単純な切り口で、マスコミなどで取り上げられることが多いのではないでしょうか。
 
また、奇跡の回復、奇跡の治療で取り上げられる方々も、この両グループに属している人が多いと思います。 
 
 つづく 


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