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その4 各グループは、これから何処へ向かうのか [障害者として生きる]

 それでは各グループは、これから年齢を重ねて何処へ向かうのか、今回考えてみたいと思います。

結論を先に言えば、「最終的には、老齢によりDグループに収束していく」ということです。
他には、各グループとも再発などにより直接、天国へのコースも用意されています。
 
 
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■グループA
  このグループは、再発がなければ、加年とともに右にシフトしグループBに移行するでしょう。障害がありながらも充実した第二の人生を送れそうです。再発すればいきなりグループDへの移行になるでしょうし、再発しなくても加年によりいずれグループDへ移行です。
 
■グループB 
  このグループも、加年によりいずれグループDへ移行すると考えられます。
 
実は私の義父は70歳で脳梗塞により右片麻痺になりました。幸い障害の程度は軽く、下肢に関しては当初杖をついていたぐらいで、装具は必要ありませんでした。上肢の麻痺に関しても不自由はありましたが、何とか料理や車の運転もしていました。言葉の障害はありませんでした。
 
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そんな義父ですが、現在病後15年で、85歳になています。今は老人車(シルバーカー)頼りの歩行になっており、グループDに移行したことがはっきりわかるのです。障害も軽く毎日リハビリ散歩を日課にしていた義父でさえ加年による衰えはいかんともしがたい。特に障害があれば衰えは顕著である気がしています。
 
■グループC
  このグループも基本的に右側にシフトしグループDへ移行すると考えられるでしょう。理想はグループBへの移行ですが、確率的には厳しいでしょう。私もこのグループですが将来を楽観的には考えられません。障害は重いですが、グループDでも寝たきりは何としても避けたいところです。私は、義父より歩行の衰えは早くやってきそうな気がしています。それだけ、寝たきりになれば、長期化の心配もあります。それを避けるためには、どんなリハビリメニューを組めばよいのか、今から考えておこうと思います。
 
■グループD
  このグループではさらに「寝たきりか」、「そうでないか」どちらに属するかが極めて重要になります。大田 仁史先生の言われる「守るも攻めるもこの一線」での攻防です。
 
※「守るも攻めるもこの一線」太田仁史
 
寝たきりにならないことを考えた場合、「起立」「立て膝」「座位」「臥床(がしょう=寝る姿勢)」の中で最も大事なのは、座位をとれることなのです。ここが守りたい最低ライン。だから私は、座位と臥床の間の境界線のことを「守るも攻めるもこの一線」と呼んでいます。
 
 □■□■□■□■□
 
 以上から解る様に、我々は、年齢を重ねるに従いいずれグループDに収束していくと思われるのです(矢印の逆方向はありません)。今、障害のない人でも加年により、歩きにくくなり、寝たきりになる可能性もありますから、この点では我々と何ら変わりありません。
 
ですから、早い段階で寝たきりにならないための対策と、高齢で障害の重い暮らし方への対応を考えておいた方が良いというのが私の結論です。
 
そのためにどうするか、何が必要かをこのブログでこれから考えてみたいと思っているのです。それで老人の暮らし、介護される暮らしの記述が多くなっています。
 
障害を持っているけど、寝たきりではない、ゆったりと楽しい老後。介護を受けながらも笑顔のある障害者の老後についてこれからも考えていくつもりです。
 
 次回さらに詳しく太田先生の考えを紹介します。
 
じゃ~つづきはまた。 

 


タグ:老い
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