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(9)園児に貶(おとしめ)られない通所者になる [リハビリ、入院・通所]

それでは「園児」されないためにはどうしたらいいのでしょうか。

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我々は身体的弱者に過ぎないのに、うっかりすると子供扱いされ、それで黙っていると最終的には「園児」扱いにまで転落させられてしまいます。


なぜなら、その方が、扱いやすい人間だからです。扱う方が精神的なプレッシャーを感じずに気楽に扱えるのです。そして人間的に未熟な人ほど、その未熟な脳みそ故、我々を「園児」扱いしようとします。その対策を私なりに考えてみたいと思います。キーワードは「存在感」「個性」「楽しく、あったかい」です。

 


1.「他を圧倒する存在感がある人」は対策必要なし。


年配の方で、圧倒的存在感が備わった方がいます。一代で上場企業を築き上げた人、2世でない叩き上げの政治家などです。私も何人か、直接お会いして会話したことがありますがオーラがぜんぜんちがいます。その他にも芸術等で道を究めた人にもオーラがあります。


先だってテレビで、戦後ルバング島に30年間潜伏した小野田寛郎さんのドキュメント番組がありましたが、やはり圧倒的な存在感がありました。こんな方は何の心配もいりません。こんな人を「園児」扱いできるなら逆に相当の大物です。


ただ気を付けなければならないのは、勝手に「自分は存在感のある人間だ」と勘違いしているケースです。現実的にはこんなお山の大将が圧倒的に多い。会社や社会での地位イコール存在感ではありません。逆にこんな勘違いのひとは、誰が見ても最悪、忌み嫌われるタイプです。


私は、(口を開かなければ)従順な地方公務員にしか見えませんので、オーラはゼロ、残念ながらこの項目は当てはまりません。


そんな私のような圧倒的に多数の人たちのための方策を次に考えたいと思います。


2.最初から「いい人」になろうとしない。

「いい人」ほど、うっかりするとなめられてしまいますので注意が必要です。最初からいい人になろうとしてはいけません。さんざん言いたいこと言って困らせて、時々優しくが基本になります。

 

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3.思い切り個性的な人(一目置かれる人物)を目指す。


■個性の強烈な人

他を圧倒する所までも行きませんが、個性の強烈な人も軽く扱うことのできない人です。頑固一徹、自分の信念を曲げない。多少うっとうしい人物。これに多少ユーモアと、思いやりがあれば最高です。


■趣味を持っている人

絵画、和歌、書道など、長年趣味に打ち込んできた人はそれなりの個性を持っていると思います。しかし、単なるコレクターでは、オタクっぽさは感じますが、大人の存在感は感じません。我々片麻痺障害者の中で、左手一本で絵画や書道に打ち込む方おられますが、このような方は苦労した分大人の個性・存在感を獲得できる気がします。一目置かれる人物です。


■苦労を経験している人

子供の時や若い時にした大病、貧乏、失業などの苦労は人の器を大きくするといいます。

実業の世界において一代で大企業を築いた松下幸之助、早川 徳次(シャープ創業者)、あるいは作家の山本周五郎、藤沢周平などみな苦労人です。


そうすると我々脳卒中片麻痺障害者も人生の中途で大病を患い、懸命に障害と闘ったリハビリ経験を持っているわけですから、それなりの個性と存在感を獲得しているはずです。

この点は有利であるといえます。


大きな組織の中で、自分を抑制して長年生きてこられた人もそれはそれで立派だと思いますが、個性や存在感の点では、自分勝手に生きた人の方が強力だと思います。


4.「楽しく、あたたかい人」になる。


人と気さくに会話できユーモアのある人は存在感があります。自分の失敗談や、少々Hな話など歓迎されます。この点は社会的地位・権威があった人より、庶民を生きた人の方がよいと思います。


知識なども大して役に立ちません。特に学校の知識は学校以外では役に立ちませんので教授などは「お気をつけあそばせ」です。


「思いやり・さりげない気づかい」も強力な武器です。そのためには観察力が大事です。

さりげなく観察し、思いがけないような優しい言葉をかける。これは今すぐ訓練できます。


まだまだ出てきそうですが、実践あるのみなので、ここらあたりで一旦置きます。


                     じゃ~また


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