帰りたい帰りたい症候群 [障害者として生きる]
高齢の男性入院患者に一番多いのがこれ、口を開けば「帰りたい帰りたい!」そのうち「わしは帰る!なんであかんねん!」もう「だだっ子」の世界。
これが将来の自分の姿か??などと思うと本当に情けなくて仕方ない。これまでの社会経験も思慮深さもどこに飛んでいってしまったのか!?
これでは若い看護師さんに子供扱いされても仕方ない。そして何でも(電話で)奥さんに頼る。病室でもナースコール連発。「きさま、年を重ねたプライドは、いったいどこにいったのだ!?」。
ひょっとして”おしめ”をされた段階で赤ん坊に戻るのか!?
(これ、脳卒中後遺症でおしめを着用されている方(私の義父もそうです)に配慮のない表現でした。申し訳ありませんでした。反省の意味で、線で消し残しておきます。)
何か大事なものが、堰を切ったように崩壊していくのでしょうか?もしそうならこれは恐ろしいことです。
でも恐ろしい反面・・・、赤ちゃん返りすれば、もう怖いものなしのような気もしないでもない!?。
それでもさすがそれはイヤやなあ~。そんな姿を子供や知人に見られたくはない。
それじゃ~また。
【同病の三本松のおじさんの一言】
私の母親も施設でお世話になっているころは帰りたい帰りたいと言ってました。これはまだ元気がある証拠、大目に見てあげましょう。人間死に際こそ大事、じたばたせず、静かに晩節を迎えられればとは思っています。
【返信】
同感です。未練はないですが、入定のように平静を保てるのか、一抹の不安は残っています。
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