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「重いなあ~!」思わずため息がもれました。 [リハビリ、入院・通所]

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その方も私と同じ左片麻痺障害者でしたが、障害の程度は相当重そうでした。


 


肘関節も手首の関節も拘縮し、 激しく内側に曲がっていました。


 


それだけでなく体全体も曲がっています。 歩行訓練を短下肢装具4点杖で行われているのですが、PTが後ろから体にへばりついて、前方へ移動させています。


 


「重いなあ~!」私は思わずため息もらしました。


 


私が見てきた片麻痺障害者の中でも障害は大変重いように感じたのです。年齢は60代後半でしょうか、表情は無表情で、よだれを垂らされています。


 


 


ある日、その方がプラットフォーム(リハビリ用の大きなベッド)で 寝っ転がっていたことがありました。PTは、その場から離れており。横のマット・スペースでストレッチをしていた 私は、装具をつけるためプラットホームの 端に腰掛けました。


 


そうするとその人が私をすごい目で睨み何か言いました。 私は 「ごめん、ごめん。装具つけるんで ちょっと腰掛けさせて。すぐ退くから」 と謝りました。 その人何かつぶやき横を向きました。相変わらず無表情のままですが、 まあ了解してくれたのでしょう。


 


でもその全てを拒否するような怒りに満ちた目つきに、私は凍り付くような感覚を覚えました。


 


重度の片麻痺障害者の生活の厳しさ、強烈な孤独感を感じたのです。これほどの重い障害であれば 本当に日常生活は大変でしょう。


 


左麻痺ですから言語障害の失語まではないと思いますが、日常的に人とコミュニケーションとっておられるようには感じられません。


 


重い片麻痺障害者の現実を改めて目の前に突きつけられたようで、 本当に悲しい気持ちになり落ち込みました。多分あの目を私は長く忘れないと思います。


 


もし、あの人が、私のブログ記事を読んだとして、同じ左片麻痺障害者といっても恐らく共感してもらえないかもしれません。


 


ですが、私のブログにも間違いなく私の本音、私の思いがありますから、私はブログを止めようとは思いません。ただ、あの方の様に片麻痺障害の重い方々の心にも届く記事をいつか書いてみたいとの思いを強くしました。


 


それじゃ~また


 

タグ:入院記
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