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脳血管性うつ病について(1) [障害者として生きる]

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我々脳卒中で倒れたものには、うつの危険性は常にあります。


 


いきなり半身の自由が奪われるのですから当然といえば当然なのですが、実際ほとんどの方は、うつに近い状態を経験するのでないかと思われるのです。


 


ご家族の方もこの点も大いに心配なさると思うのです。


 


NHK BSでの放送大学講義「心理臨床と身体の病」をもとにこの問題について学んでみたいと思います。大学の講義ですから、病気に関する専門用語も出て多少難しさもあります。でも専門用語も名前くらいは知っておくのもいいのではと思います。


 


 ゆっくり、何回かに分けて、私がこの番組を視聴して作成したノートご紹介します。講師は静岡大学教授の幸田るみ子先生です。なお以下の画像はすべて番組のTV画像のキャプチャです。


 


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以下の、4つのポイントごとに学んでゆきます。


 


1.脳血管性うつ病の概念と病態


 


2.脳血管性のうつ病の症状


 


3. 遂行機能の障害とその評価


 


4.脳血管性うつ病の治療


 


今回は第1回です。


 


■□■□■□■□


 


 1. 脳血管性うつ病の概念と病態


 


日本では2013年の1年間で脳血管疾患による死亡者総数は119人です


 日本人の死亡者の死因の一位は悪性腫瘍(がん等)、二位心疾患、三位が肺炎4位がこの脳血管疾患す。


 


たくさんの人が脳血管疾患に罹患(りかん)して、亡くなっていることがわかります


 


突然の発作で脳血管疾患に罹患し、治療リハビリテーション社会復帰の経過で様々な問題に直面し、うつ状態が出現する人が多数存在し、心理的ケアが必要になります


 


例え脳卒中後のうつ病の出現頻度は約35%前後という研究報告があります


 


日本人の一般住民を対象としたWHO等の共同研究の調査で65歳以上の高齢者のうつ 持病の12ヶ月有病率が4.8%であることを考えると脳卒中後うつ病の有病率がいかに高いかと言うことがわかります


 


■□■□■□■□


何と脳卒中後のうつ病の出現頻度は一般高齢者の7倍以上となります。脳血管性疾患で3人に1人がうつ病になる


 


次回は脳血管性うつ病の分類についての話です。


 


それじゃ~また。

【同病の三本松のおじさんの一言】 

サラリーマン時代はいわゆる打たれ強さで一応鳴らした私でも、脳梗塞を発症後2~3年ぐらいは、過度のストレスのためかちゃぶ台返しみたいな情緒不安定になった時期がありますが、だんだん受け入れられていったのでしょう、平静に日常生活を送れるようになっていきました。多分傲慢だった自分が、少し素直になってきたのでしょうか。


【返信】


確かに悪いことばかりではなく、よい変化も起きている。その視点は大事ですね!(教えていただきました)

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