小倉くめ(3)来世でもあなたの娘でいさせてください。障害者であってもかまいません [障害者として生きる]
上記画像ナレションを「伊東英朗」さんが、文章化されています。
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母に捧げる
かぁさん 「小倉くめ」という私は、あなたの娘です。 宗教にいうように、もし来世があるなら、 その時もまた、私をあなたの娘でいさせてください。あなたの娘と生まれることで、そのときもまた 今と同じように障害者であってもかまいません。
あなたが母親でいてくれたら、 どんな人生でも生きてゆける気がします。
かぁさん 「小倉くめ」と言う私は、あなたの娘です。 私のことを どれほどの時間離れていても覚えていてください。
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小学生の時いじめられて帰って来た時に、
「母ちゃんどうして私なんか生んだや」と責めた。
「みんな私が悪いんや」と母が謝った
そこから、最後にこんな想いに行き着いた。
くめさんは、驚くほど強い人ですが、お母さんも愛情深い人です。
それにしても「来世でもあなたの娘でいさせてください。今と同じように障害者であってもかまいません」とはなんという強さでしょう。くめさんは恨みの人生を乗り越えたのです。
障害者のお子さんをお持ちの方は、日本に数多くいます。こんな言葉を聞く母も、最良の人生を生きたと言えるのでしょう。そんな日が、多くのお母さんに訪れますように。
それじゃ~また
【同病の知人 三本松おじさん】
身体の障害を持って生んでくれた親に対して、仮にその責任があったとしても歯牙にもかけず、育ててくれた愛情にひたすら感謝する。
うーん愛情は体の障害なんて軽く凌駕してゆくのですね、人間万歳です。
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