脳卒中片麻痺になって悲しいことの一つが犬を飼えないことです [障害者として生きる]
重度の片麻痺障害者になって悲しいことの一つが犬を飼えないことです。
子供はすべて独立し、妻も介護などで忙しい中で、自分で散歩に連れて行けないからです。
発病当時は柴犬を飼っていました。
イノシシ猟犬の血統の濃い京都の山奥の生まれです。私は愛玩犬のような犬より、野性味のある犬が好きなのです。夢はオオカミ犬を飼うことでした。
猟犬の血を引く日本犬は、よく噛み癖が出ますので、しつけるのは大変ですが、番犬にもなりますし、何より走る姿が本当にりりしい。しつけに苦労しても、一度信頼関係が生まれると、飼い主に実に忠実で、本当に愛おしい。文字通り「愛犬」になりますます。
脳卒中で退院後、初めて家に戻ってきたとき、愛犬が不思議そうな感じで私を見ていました。歩き方からその異変に気付いたのでしょう。
それでも横に座って頭を撫でていると不思議に穏やかな気分になるのです。動物を飼う喜びです。
それが、今は夢と消えました。
発病時、猫も飼っていました。
生まれてまもなく近所の倉庫のネズミ捕りに掛かっていた野良猫で、子供が保護してきたのですが、この猫も、庭で鳥を狩るなど野性味に溢れていました。
亡くなる3日前に、珍しく私のベッドにのってきて麻痺した私の足に身体を寄せて、一晩眠りました。
女房は猫の尿臭が嫌だといいますし、猫も犬も結局世話するのは女房が中心になりますので犬も猫も飼えそうにありません。
仕方なくYou-Tubuの動画で我慢しています(泣)本当に残念です。
それじゃ~また
【同病の知人 三本松のおじさん】
私も人生の大部分の年月を犬、猫と一緒に過ごしてきました。
犬からは純粋な一筋な気持ちを、猫からは程よい距離感の居心地の良さみたいなのを得て心癒されましたが、犬は15年前、猫は2年前に死にました。
今でも夫婦で時々懐かしんでいます。
コメント 0