「世間が狭い」をどう克服するのか 1(2)ローカル空間から [障害者として生きる]
(2)ローカル空間から
大阪(尼崎)で様々なことを見聞きしていると、これまで自分には見えていなかったものが見えてきた。
例えば家電量販店やホームセンターのチェーン店は地方で生まれて、地域を本拠地にエリアを拡げていった。エリア・ドミナント戦略と呼ぶのだろうか。
また京都には京都ベンチャーと言われる先端技術を持つ企業群がある。
代表的企業は、京セラ、村田製作所、日本電産 、任天堂などである。これら企業は京都で生まれ育ち、グローバルに展開して売上1兆円を超える大企業になった。
他にもノーベル賞田中耕一さんの島津製作所、医療機器のオムロン、半導体洗浄のスクリン、堀場製作所、ローム、ワコールといった個性的な企業が多くある。これらの拠点は京都というローカルな空間である。東京でなくてもいいのだ。逆に東京にいれば、このような多極分散型の流れ、地方の特徴的な動きに疎くなる 気がする。
関西というローカル空間でも、グローバルな視点があればいいのである。
私の東京熱はすっかりさめ、これからも関西で暮らそうと思った。
(3)サイバー空間
サイバー空間・ネット社会を知らなければ、現代空間は語れないのは、もはや常識だろう。
しかし、最近気になることがある。
それは、爆発的なフォロワーを集める「論破王」や、「メンタリスト」、私には全く魅力的な人間に映らないのだ。
広い視野、トータルな人間力など持っているのだろうか。
実に貧弱な人相なのだ。特に目と口の動きに落ち着きがない。
お金を儲けたからと言って何を生み出したのだろうか。
大衆に対するイメージ操作で、新興宗教の教祖のように虚像を創ったのか。
私は田舎暮らしを通算30年もしながら、農業体験が殆どなく、土の匂いのしない情けない男である。
これから車で一人旅をしようと思っているのだが、土や山の樹々の匂い、潮の香りの染み込んだ老人たちに会うことを楽しみにしている。
サイバー空間でよく出くわす「自己顕示欲が強く攻撃的。小理屈こね回す賢ぶった顔」にもうウンザリしつつあるのだ
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