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波穏やかで美しい日本海沿岸だが、残酷な悲しい物語を秘めている(NO-7) [片麻痺でも旅がしたい]


旅の4日目は、京都府宮津市の丹後由良から日本海沿岸を舞鶴から若狭小浜へ車を走らせるつもりだ。


ところで、この穏やかで美しい日本海の海岸は、実は恐ろしい物語をはらんだ所でもある。

 

山椒大夫の話をご存知の方も多いと思う。安寿と厨子王(あんじゅとずしおう)の話である。


鎌倉時代、人さらいにあったり、売買された子供達は、越後(新潟県)の直江津に集められ売買されていた。



安寿と厨子王丸も直江津から、ここ丹後半島由良の山椒大夫の屋敷に奴隷として売られてきた。


この物語の真意はともかく鎌倉時代は売買される子供達が新潟の直江津に一旦集められ、その人身売買市場から各地へ売られていった。多くは日本海沿岸部の港町に上陸したのであろう。


この穏やかな日本海の海岸は、小さな船でも接岸しやすいのだろう。

 

昭和の時代になっても、若狭海岸の公園から、地村保志さんと恋人の富貴恵さんがデートの最中に拉致され、こちらは北朝鮮にまで連れて行かれた。


同じ町内会でも、二十歳の知人の息子が、日本海に海水浴にいくと言って忽然と姿を消した。知人の穏やかな顔みるたびに、おおきな悲しみを隠していたことに心が傷んだ。


   ・・・昨年、知人は亡くなった。



波穏やかで美しい日本海沿岸は、こんな残酷な悲しい物語を裏に秘めているのだ。

 

それじゃ~また




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