浅川マキ - ちっちゃな時から

暴走老人（1）不良化する高齢者、高齢者犯罪

 

今回から高齢化社会の 闇の部分・裏側の部分に目を向けて「暴走老人」と シリーズ化して記事にしたいと思います。

 

第1回はズバリ不良化する高齢者、高齢者犯罪です。

 

週刊ダイヤモンド2015年12月19日号　ノンフィクションライター新郷由起さんの記事より抜粋します。

週刊ダイヤモンド 2015年 12/19 号 [雑誌] (老後リスクの現実(リアル))

• 作者:
• 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
• 発売日: 2015/12/14
• メディア: 雑誌

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日本人の長寿化に伴い激増しているのが、高齢者による犯罪です。 貧困や孤独だけが原因ではなく 現役時代それなりの地位にあった人トラブル老人となるリスクをはらんでいます。

 

法務省の犯罪白書2015年度版によれば14年の一般刑法犯における65歳以上の検挙人員は4万7252人。横ばいもしくは穏やかな減少傾向にある他の年齢層を押さえて2年連続のトップとなっている。 65歳以上の検挙人員は 20年前と比較して約4倍で人口構成では約2倍と高齢化率をはるかにしのぐ実態ある。

 

◆暴行
 

中でも暴行は 1995年の77人から14年の3478年と20年で実におよそ45倍と急伸している

 

しかし検挙しても持病をはじめとした諸事情から留置しづらくまた不起訴となるケースも多いと 警察関係者が口を揃え「歳の数だけ人生経験を積んでいる分嘘をつく頻度や程度、度胸が他の世代よりも上回っている」 のも特徴で、反省を促しても 未来を問える若者層より厄介なのがもっぱらの共通認識だ 。

 

◆万引き
 

検挙された 高齢者全体の約6割、女性に至っては8割超を占める万引きは、その半数以上に「暮らし向きに不自由はない」、あるいは「裕福」の調査結果も散見され 「他に楽しみがないから」など刺激を求めて常習化する類も後を絶たず、必ずしも下位層に限った犯行でない点に高齢者犯罪の奥深さがある。

万引き、暴行、ストーカー、他人ごとではない長寿社会のリアル。長生きは本当に万人に幸せなのだろうか 。

万引きで捕まった86歳の女性は、万引きしそうになったら大事な人を思い出して、と言われたけれど、大事な人なんていないんだからしょうがない、と口を尖らせた。

 

◆ストーカー

恵まれた高齢者でも至る異性トラブル。 ストーカー行為は 警察庁の統計では60代の高齢者の増加は他世代よりも伸びが著しく、14年度の認知件数（ 2199件）は10年前の4倍超ちとなった。 数字の上では加害者総数の約10人に1人が60歳以上となる格好だ。

 

心を通わせる相手が身近にいない。あるいは、すでに冷え切った関係の パートナーしかそばにいないとなれば、ありあまる時間と常に自由になる小金があるだけに、時に思いがけない暴走を招くこともある。

 

物腰の柔らかな人徳者の部長でしたと退職した元上司の男（当時69歳）からストーカー被害にあったえりこさん（41歳)は 3年を経ても動揺隠せずにいる。

 

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長生きは、幸福をもたらすとは限りません。史上初めて長寿社会を迎えたわが国で、長寿によるリスクを十分認識しておかねばなりません。

 

我がドケチ妻、値引き、割引商品が大好き。しかし、いくら得するのが好きだといっても「万引きだけは、やめてくれよ！」と強く懇願しています。

 

それじゃ～また