絶望老人(6)「人は生きてきた通りに老いる」老いの幸福へ導くもの [障害者として生きる]
今回も「絶望老人」神郷由紀著からピックアップさせていただきます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◆人は生きてきた通りに老いる。
歩みのままにしか老いない。
65歳を機に達観することもなければ人徳者になれるわけでもない。
◆ 何を優先し何をおざなりにしてきたか。
何を吸収し何を排除してきたか。何と出会い誰と繋がって、どんな縁を紡いできたか。
◆年を重ねるほど、それまでにまとっていた数々の見せかけの鎧や諸々カモフラージュが解かれて、自らで育んできたその人自身の本質がむき出しになっていく。
どのように生きて、どんなふうに自分の人生を彩り、何を積み上げてきたか。
何を一番大事にして生きて生き続けてきたのか。
人生の集大成である老齢期にこそ成長とあゆみの全てが表示するのだ。
◆ 何をして幸せな人生と捉えるか。
生きる喜びはどこにあるのか。
人生を何で満たすのか。
全ては自らでしか導けない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
つまり「老い方対策」は、今を懸命に生きることなのです。
我々脳卒中片麻痺障害者は、人生の途中で、それまでの生き方を見直す、大切な機会を得たのです。これもチャンスと捉え毎日の生き方を見直し、心豊かな老後につなげようではありませんか!
それじゃ~また。