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「かかわると面倒くさい人」榎本博明 [お勧め本]

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私たちの周りにいる困った人、めんどくさい人に関する心理学者による分析です。ブログの世界でも典型的な人が存在します。


 



かかわると面倒くさい人 日経プレミアシリーズ

かかわると面倒くさい人 日経プレミアシリーズ

  • 作者: 榎本 博明
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2018/05/11
  • メディア: 新書



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◆自分のことしか眼中にない


 

相手の様子に関心を向けたり、相手が何を求めているのか、どんな思いでいるのかなと想像力を働かせるたりする心の習慣がないため、察しが悪く空気も行間も読めない。


 

そうしたら鈍感力は、周囲の人達にとっては迷惑以外の何者でもなく、本人が鈍感で悪気がないだけにどうしても面倒くさい相手なのだ。


 

◆心の中のモニターカメラが壊れている


人を傷つけること、不快にさせることを平気で言って場の空気を凍らせる人がいる。


何かと自慢話ばかりする人もいる。周囲の人たちは、また始まったとうんざりしているのにそんなことはお構いなし「できる」アピールをしまくる。


 


それによってかえって周囲からは痛い人とみなされているのに、当人は「できる」アピールが、実は「できない」アピールなってしまっていることに全く気付かない。


 

自己モニタリング


このような人たちは自己モニタリングができていないのだ 。自己モニタリングというのは自分自身の言動に対する周囲の反応をモニターしながら自分の言動が適切だったかどうかをチェックする心の機能をさす。


 

◆劣等コンプレックス


アドラーは成長に繋がることもある健全な「劣等感」と「劣等コンプレックス」を区別している。


能力面や人格面などの自分の弱点を感じるのが「劣等感」だが、そうした劣等性を認めることができず自分の劣等性から目を背け様とする時、そこに「劣等コンプレックス」が生まれる。


やたら自慢し自分を大きく見せようとしたり、自分の至らなさを指摘されると攻撃的な反応を示したりする人物の面倒くささに「劣等コンプレックス」を見ることができる。


 

◆プライドが高い人


実は自信があるのではなく、「劣等コンプレックス」を抱えているのである。


 

◆自己モニタリング傾向のチェック方法


 

心理学者のレノックスとウォルフは「他者の表出行動への感受性」と「自己呈示の修正能力」という2因子しからなる自己モニタリング尺度を作成している


 

◆「他者の表出行動への感受性」チェック項目


・相手の目を見ることで自分が不適切なことを言ってしまったということに気付くことができる


・他者の感情や意図を読み取ることに関して私の直感はよく当たる


・誰かが嘘をついた時はその人の様子からすぐに見ることができる


・話している相手のちょっとした表情の変化にも敏感である


 

◆「自己呈示の修正能力」チェック項目


 

・その場で求められることに合わせて行動を調整できる


・様々な人や状況にうまく合わせて行動を変える


・相手にどんな印象を与えたいかに応じて付き合い方をうまく調整することができる


 

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まあどこの世界にもいる人たちです。


そんな人は、周りが憤慨し変化を期待したとて、簡単に変わることはできません。だから面倒な人になっているのです。


 

職場が一緒など避けられない場合も多いでしょう。とりわけ上司がこのタイプだと、わが身の不幸を嘆くことになります。


 


最低限の防衛策としては、こちらが、「結局、自信のなさや劣等感の裏返しだな」と一歩引いて同情的に理解し、カリカリしないことが一番でしょう。まともに相手にしてこちらの感情を荒らしても仕方ありません。上司であろうと適当にあしらうしかありません。


 

しかし「人の振り見て我が振り直せ」といいます。その意味で自己モニタリングは大切です。


 

ブログやtwitterのアクセス解析も自己モニタリングのツールでしょう。


ランキングでの「自己投票」や、過度の「相互投票」では、自らモニター壊しているようなものです。


 


それじゃ~また


 

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