ネタづくり(4)私のネタづくり-1
脳卒中で仕事をなくした私は時間的な余裕は随分出来ました。それで現役の時にはできなかった読書三昧の生活をしていたのです。
そこで、アウトプットとして、ブログを書こうと思ったのですが、なにせ幼い頃より日記、作文、手紙全てダメ、大の苦手なのです。ですからブログを「日記」と考えると、挫折するのは目に見えています。
そこで、考えた末、「同病者のための雑誌」を作ればいいのじゃないかと、コンセプトらしきことが、浮かんだのです。
私と同じ脳卒中片麻痺の方や、そのご家族のための月刊誌のイメージです。リハビリの役に立つ記事、片麻痺用の道具の紹介、同病者等の生き方を知る記事、クスッと笑えるような記事、音楽や映画の話題などです。
40代の頃よく読んでいた小学館の月刊誌「サライ」のイメージです。
それから、具体的な記事の企画を立て始めました。私のアイデア出しは、現役のころから、白いノートに思いつくまま書きなぐることから始めます。
これは、次々とアイデアが生まれてきて、本当に楽しい作業なのです。
「吠え、吠え記」や「お気をつけあそばせ」、「片手で使う道具」「丹下左膳の運転記」「トラ男さんの入院記」「お勧め本」など次々企画が生まれました。これをカテゴリーとしました。
このカテゴリーに当てはまる記事を適当に、表に書き入れます。もちろん記事が先でカテゴリーが後の場合もあります。
とにかく、エクセルで作ったこのブログ予定表に適当に次々記入していきます。1か月分があっという間に埋まりました。この後で、実際の記事を書いていくのです。
ですが、この方法には欠点もあります。ブログ(日記)本来の、のびのび自由に書いた感がないのです。それに「いま直ぐに訴えたい」という思いが薄い。いわゆる「機を逃す」感じです。つまり出来立て料理の匂いやゆげ、温かさ等シズル感がなのです。
それじゃ~また