試行錯誤の文章教室 (4)作家の「この一文」人間は、その本性からしてリズム転換を必要とする
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◆ 人生には時に「100点以外はダメな」時がある ことを知る必要がある。 努力を続けてきた人の中には常に80点の努力を続けてきた人がある。 確かにその人の平均点は人並み以上どころか、大変に高い。 ところが100点以外はダメという時に80点を取っていてはだめなのである。
「心の処方箋 河合隼雄」
☆これも良く分かります。例えば合格率5%以下の国家試験は難関ですが、合格はプロになるためにの単なるスタートラインに立っただけです。
ここからが、現場での本当の戦いなのです。プロは「結果」が全て。80点ではだめということです。
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◆やるときには1日18時間でもやるが、休止符のない音楽や、間のない踊りが、ついに聞くにたえず見るにたえぬものであるように、人間は、その本性からしてリズム転換を必要とする存在である以上、長い休止付、みじかい休止付九は権利ではなく義務なのだ。 休み方を知るのと、勉強、仕事のやり方を知るのはとどのつまり同じことなのだ。
「 世界の現場から」犬養道子
☆上記の河合氏の意見とは視点は違いますが、プロは休み方を知っているとも言えます。さらに音楽など芸術などにも造詣が深い。これは時に脳を開放し、創造力を高めているように見受けられます。そんな休息が必要ということでしょう。
☆脳卒中 の慢性期のリハビリも一緒だと思います。死にものぐるいで頑張れなどという人がありますが、これは脳の損傷の軽かった人にしか通用しない。なぜならこの疾患は、疼痛や痙性という難物を抱えているからです。ですから試行錯誤しながら自分にあった休み方を見つけ、リハビリの長期継続化を図るというのが一番大切です。
ベテランになるほど自分に合った休み方を知っているように思います。
治療側も、ただ単に「頑張れ、頑張れ」ではなく、こういった痙性に対する知識や、身体を休ませることの利点等アドバイスをすべきであると思います。
それじゃ~続きはまた