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Lee Wiely Manhattan Night in Manhattan 1951 [映画・音楽・美術]




少々古いですが、リー・ワイリーです。

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知識偏重の時代(2)デザイン思考でリハビリ現場の改善を

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知識偏重の時代を超えるために、今回、デザイン思考による片麻痺リハビリ現場の改善を提案したいと思います。

これは個の力や知識偏重の現在のリハビリ現場を、システム思考、チーム力により改善をはかる案です。この場合の「デザイン」とは、「洋服デザイン」でなく「人生デザイン」の方です。最近は、「ソーシャルデザイン」などという言葉もあります。



◆最新の分析技術がリハビリ成果になぜ結びつかない


リハビリ方法において、 近年、分析に力が注がれ、MRIによる脳画像の分析、3D撮影による歩行分析など最新技術を取り入れられています。


しかし、悲しいかな分析を改善に結びつける手法が決定的に不足しています。


分析が、欠点の羅列や、研究的な自己満足の世界にとどまって、片麻痺患者の実際の改善に結びつかないのです。分析結果を、いかに片麻痺患者の 改善に結びつけるかという仕組みづくり、システム思考が弱いのです。


リハビリは未だ「神の手」「○○(先生)法」と呼ばれる、スーパーな個人の能力に頼っています。




◆「デザイン思考」にもとづ改善方法



今回、 民間企業で行われている「デザイン思考」について 述べてみたいと思います。


 デザイン思考とは「イノベーション(革新的な改善)を生み出すために、卓越したデザイナーの思考法を活用する」ことです。単なる「技術革新」でなく、人にとって有益性のある「人間中心主義」が大前提となります。


このために次のような4つのプロセスを経ます。


1.現状を深く観察して共感する


対象となる人の行動を深く観察し、共感できるレベルまで理解する。単に観察し欠点を羅列することではないのですが、ほとんどのセラピストのリハビリはここで終わっています。



2.  正しい問題を見つけ出す


教科書で習った一般論でなく、この患者の歩行が歪む根本の原因は何か、具体的かつ根本的問題を見つけ出す。


3.解決策を大量に創造する


ブレーンストーミングのよう、多数の創造的アイデアを求める。柔軟な頭脳とチームの力が必要です。リハビリ医と複数のセラピスト(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士等)で構成されるチームです。アイデアに対する批判は不必要です。ただし、こんな場でも知識を披露するバカがいますので、これは要注意です。


チームリハビリには、すでに取り組んいるとの意見があるでしょう。しかしリハビリの現場で、デザイン思考にもとづいた仕組みの中で実施しているところは、ごく少ないと思う。


4.アウトプットを繰り返す。


失敗を前提に、何度も試行錯誤を繰り返し、最適の解に近づける。


私は、十年一日のごとく同じこと繰り返す作業療法士に、別の方法もとお願いしたところ「あなたの指が動くようになったら別の方法でやります」といわれて驚きました。2年近くやっても全く指が動かないから、別の方法も試して欲しいとお願いしているのです。


この様に、リハビリ室は、失敗を前提に様々なアプローチで取り組む姿勢や土壌にかけるのです。セラピストも、若い内から先生と呼ばれ、失敗を恐れるあまり保守的になっています。




民間企業では、個の力でなく、チームとして改革に取り組むことで大きな成果が上がることを知っています。

 

リハビリ室の若いセラピストも、チームで取り組むことで、仕事の面白さや、認められること、チャレンジすることで得られる達成感等を是非感じて欲しいのです。

それが仕事に取り組む意欲となり、結果患者のリハビリ効果が上がることに繋がっていくのです。

 

リハビリ室は、民間企業で成果が認められている業務改善手法を是非取り入れていただきたいし、その研究を早急にして欲しいと願います。


【参考文献】超一流のアイデア力(中野明著)

 

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