片麻痺運転の要注意点 [障害者の車運転]
私が、脳卒中片麻痺で運転を再開したあと、一番怖かったのがこれです(写真上)
麻痺足にハンドルに当たって、ハンドルが切れなくなる。
幸い練習中に気付き、ブレーキかけて止まりました。
健常者の時であれば、ハンドルとの間に手を入れることもできますし、当たっている足を開くことも出来ますが、片麻痺運転ではそれが出来ない。
ですから、運転する前に、麻痺足とハンドルの間を確認しています(写真下)。これホント要注意です。
他にも左麻痺の場合は、ワイパーのスイッチ操作が難しい。手首でも数秒間は、安定して直進運転は出来るようになっておく必要があります。
ライトに関しては自動点滅車も多くなっており、私も車を買い替えて、これが一番助かっています。
それじゃ~また
高齢者や障害者の運転について考える(5)私の計画 [障害者の車運転]
私は普段、ごく質素に暮らしている。
それでも女房に言わせると、食費が高いとの事だが、それは収入(障害年金等)が低額だから食費の割合が高いだけである。エンゲル係数が高い典型的な貧乏所帯である(泣)
この夏に、義理の父親が家の外で尻もちついて動けなくなって近所の人に助けられた。そのお礼に一個500円の桃を持って行ったのであるが、しかしよく考えれば、ここ20年くらいそんな桃、自分では食べた覚えがない。
だが、私は八十歳を過ぎてから、私の人生で最高の生活費を使おうと思っている。
贅沢ではなく介護で使わざるを得ないと思うのだ。80才で女房がいなければ施設に入ることになると思う。また幸い(?)私がいなければ、女房がそのお金を使って老後暮らすことができる。そのような計画で質素に暮らしているのだ。
今年、金融庁審議会の報告書の「老後2000万が必要」が、大いに批判され話題となった。
私も、自分の場合を計算してみた。結果、金額的に2000万は必要だった。むしろ最低水準に近かった。
当初は60才を過ぎれば、仕事を引退しキャンピングカーで日本中を回ろうと思っていた。また海外旅行にも、かって訪れた地を、再度夫婦二人でゆっくり行きたいなとも思っていた。
しかし脳卒中になってからすべて諦めた。いまは一~二泊程度の小旅行くらいである。
車に関しては、田舎暮らしだから病院や買い物に使わざるを得ない。そのために将来安全性を考慮し自動運転の車を購入したいと思っている。だからキャンピングカーはあきらめている。
自動運転と言っても、免許は必要だろうから、運転しなくなっても免許を返納しないつもりである。
それじゃ~また
身体障害者マークの迷惑駐車(1) [障害者の車運転]
【神戸新聞2019年7月25日】
確かにこれは気をつけなければいけない問題です。
障害者用駐車場では、障害者は不正に占拠されたりと相当苦労していますので、逆に迷惑をかけるということは、止めなければなりません。
迷惑掛けられることが多いから、迷惑かけてもかまわない。そんな訳ありません。
ですが私は障害者マークや駐車禁止除外指定車をそんなに信用はしていません。健常者が一人で乗って不正使用しているのを見かける事が多いからです。
駐車禁止除外指定車標章は警察での申請が必要ですが、以前「駐車禁止除外指定の申請」という記事で紹介したように、不正使用が大変多い。車椅子マークや身障者マーク車は市販され誰でも手に入れられます。
実際私がよく行く食品スーパーでは、身体障害者マーク、車椅子マークの車が身体障害者用の駐車場に駐車していますが、乗ってる人は普通の健常者です。
家族に身体障害者がいるかもしれませんが、買い物は健常者が一人で来て身体障害者用に停めていることも本当に多くあります
それじゃ~続きはまた
高齢者や障害者の運転について考える(4)片麻痺運転 私の注意法 [障害者の車運転]
私は、片手運転になって心がけていることが幾つかあります。
まず、第一は安全予防装置の付いた車に乗ることです。
片手で運転しようというのですから、そのコストを惜しんではならないのです。
第二は走行中は、とにかく無理しない。
特に黄色信号では無理に突破しない。ゆっくり止まるのが原則です。
第三は、リラックスしつつ集中する。
「集中!集中!」と肩に力入ると続かない。様はリッラクスした状態で、気を散らさない集中を保つことです。私は聞きなれた音楽を流すことにで身体はリラックスし、頭をクリアな状態を保つようにしています。
第四は、観察力を高める。
危ない運転の車を見分けるため前の車の運転技能など観察します。速度能力変化や走行ブレなどで容易に解ります。下手だと感じれば車間距離をあける。方向指示器を出さないで左折や右折、停止の可能性も大いにあります。観察力は集中力にも繋がります。田舎では80歳のドライバーも珍しくありません。他車の観察が事故防止に繋がります。
第五は常に練習を心がける。
空いている駐車場があれば、バック等の練習する。その際つねにゆっくり車を動かす事を心がけています。急発進、急ブレーキ、急ハンドルは厳禁。つねにゆっくり動作を覚えこませる。トラック等のプロのドライバーはバックなど、周りを観察しつつゆっくり慎重に運転します。
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高齢者ドライバー、障害者ドライバーについて考える(3)田舎の高齢者ドライバーへのアドバイス [障害者の車運転]
昨今の高齢ドライバーによる悲惨な人身事故が頻発しています。都会に住む親族などから免許の自主返納を迫られて、言い争いになった話も身近で耳にするようになってきました。
しかし地方都市や田舎では、鉄道やバスの便が極端に悪い。ですから車は生活上、必要不可欠です。
ただ、高齢になれば、運転における、認知や判断、動作の衰えは顕著るのも事実です。
どうすればいいのか、私見を述べさせていただきます。
1.安全防止装置のついた車に乗る
急発進、衝突対など対策がなされている車です。子供など都会の親族が自主返納を勧めてきたら費用負担を求め最高の安全装置付きの車を購入する。口を出すなら金も出せ!(笑)
2.限定運転に自主規制する
運転地域を限定する。行く場所を限定するなど、遠くや知らない場所にはいかない自主規制を課す。軽トラは近所に限定し、他は安全防止装置付きの車で出かける。
3.普段から、練習を心がける
広い駐車場や空地でテスト走行すれば、衰えを自覚出来ますし。練習を繰り返すことで防止にもなります。
4.介護保険を利用し、買い物代行、病院付き添いヘルパーを利用する
今すぐ必要なくても、介護保険で、病院付き添いや買い物代行など経験しておくことは、大変重要です。ヘルパーさんと顔馴染みになり、いざとなっても心強い。
5..免許は保有するが運転はしない
将来の自動走行車のため車を手放しても免許だけは保有しておく事です。万一の事態を考えると、自動走行車でも運転免許の保有は義務付けられるでしょう。ペーパードライバー中は上記の介護保険を利用するのです。
それじゃ~続きはまた