いつも、ご愛読ありがとうございます。私事ですが、今月11日を持ちましてブログ高校を卒業いたします。




これまで「とりあえず3年間続けよう」と決めてブログを書いて来ました。




その成績はいざ知らず、出席日数は満たしたということで、自分で勝手に「高校課程卒業」と認定しました。




文章もまともに書けない人間が、果たしてやっていけるのだろうかと、当初不安だらけでしたが、何とか3年間皆勤しました。





こんな私にお付き合いくださいました皆様本当にありがとうございました。皆さんにご訪問いただいた事が、続けることが出来た最大の要因です。コメントでも温かい言葉を数多く頂きました。





またこの3年間は「脳リハビリ」にもなったように思います。回復期退院後、無理やり仕事に復帰して2年、自分の脳力の限界を感じ引退した時は正直落ち込みもしました。しかし、ブログを3年間続けたことで、かろうじて合格ラインの60点は取れる脳力に回復したと自負しています。






今後のことなのですが、専門課程に進みたいと思っています。テーマは「片麻痺の日本式動作法」です。日本人の古来からの歩き方、農作業、武術や、能、ナンバ歩き等で、その中で片麻痺の動作に有用なものを自分の体を使って研究してみたいと思います。もちろん武術の世界には一部に、論理性の欠片もないトンデモない奴も存在すると思います。




私がリハビリ室で感じたのは、西洋式の健常者歩行を理想とし、欠点を修正する方法では、重度障害者では、うまく歩けないということです。例えば腕を振れと言われても、この身体では腕は振れないのです。障害が軽いひとはいざ知らず杖を突いてかろうじて歩いている重度の障害者が、西洋式健常者歩行を目指すのには無理があります。




所が、退院しても雨の日はずぶ濡れで歩くより仕方なかった私が、横歩きにすると傘をさして歩くことができることをある日発見しました。確かに不格好ですけれども「雨の日濡れないで、駐車場から建物まで200m程度歩く」ということを目的とすれば十分目的を達成出来ているのです。




この横歩きは、身体を捻らない、踏ん張らない、蹴らないなど「日本式歩行」の特徴と一致するのです。




『重度片麻痺障害者のための「日本式動作法」』の研究を、今後のテーマとしたいと思います。そのことを通して、重度の同病者の方々へ少しでも貢献出来ればと考えています。





また、遅ればせながら、文章を書く楽しさにも目覚めましたので、「障害者の暮らし」をテーマに分野にとらわれず、様々な側面からの投稿もしたいと思います。




とりあえず一旦ブログを休止して、「日本式動作」の特徴である力を抜いて動くことを実践したいと思います。


 


再開後は、この2つを柱に不定期に記事を投稿する方向に転換します。「日本式動作」の研究と実践に基づいた中身のある記事を目指したいと思っています。ただ、再開の時期は未定です。志半ばでぶっ倒れているかもしれません(笑)






それじゃ~もうしばらくの間お付き合い下さい。