自分の感受性くらい 茨木のり子 [その他(ブログ等)]
茨木のり子さんは、1926年に大阪で生まれ。49歳のとき夫に先立たれ、以降31年間一人暮らしを続けました。一人暮らしを始めて2年後発表したのが『自分の感受性くらい』です。 | ||
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〇自分の感受性くらい 茨木のり子
ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし
初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志しにすぎなかった
駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
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片麻痺になってから思い通り体を動かせず、ストレスと一緒に暮らす日々。 やはり苛立ち、気難しくなってしまう。それが、ひどくなって自分の気持ちを持てあます時、自戒を込めて時々読み返します。
この年代の女性はどうしてこんなに強じんなのでしょう。 感性のみずみずしい頃(「わたしが一番きれいだったとき」 茨木のりこ)に戦争を体験された世代です。
「晩節を汚す」男性(作家、政治家)が多い中、この成熟ぶりは驚嘆させられます。
お三方とも歳を取られた写真見てもとてもお綺麗です。「覚悟も意志も」持って人生を全うされた美しい女性たちです。
それじゃ~また。
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【同病の三本松のおじさんの一言】
人生に負けても、一人で老後を淋しく送らなければならなくなっても、自分自身の一線としての感受性を錆び付かせることなく人生をまっとう出来る自信ありといえるように、近ずく努力はしてゆきたいです。
【返信】
同感です。独善的にならず、周りの人の良いところ見つけられる感性は持っていたいです。
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半分燃え尽き症候群 [その他(ブログ等)]
▼以前、心の底に「無念だという思い」があると言いましたが、その一方で、やれるだけのことはやったとの思いもあります。
生活をかけて、時に震えながらでも、逃げずにチャレンジしたといった思いも持っているのです。
▼もちろん、 仕上げの段階で脳卒中により挫折して、結局完成形を見ずに終わった。刈り取りの時期を逃したという苦い後悔もあります。
ですが、もう数年続けていても完成も果実を手にすることも、結局なかったかもしれません。もういっぱい、いっぱいになったから倒れたのですから。 とにかく私の職業人生のステージは終わり、重度障害者としての次のステージが始まりました。 ▼半分燃え尽き症候群ですから、新しいステージに際して、肩肘張って何かにチャレンジするという気負いはありません。かといって、これからの長い人生、時間消費だけの生活もなんだか寂しい。 そんな思いで、ブログ書いています。ここでも自分の生活記録残すだけではつまらないとの思いがあります。 「そんなお金にもならん事、熱心にやってどうするの!」女房や、友人達に、よく冷やかされています(苦笑) ▼ランキングサイトで上位に行くなど今更そんなバカバカしいことを目標にするつもりは毛頭ありませんが、出来れば、多くの同病者の方々とそのご家族に読んでいただいて、「少し役に立った!」、「面白かった!」と思っていただければうれしいですし、さらにネット上で交流できたら楽しいだろうなあ~、との思いがありせっせと記事書いています |
それじゃ~また |
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【同病の三本松のおじさんの一言】
今や無念の思いを乗り越え、残された環境のもと、表現者としてのツールを最大限に利用して、自己実現への道を読者と共に考え、共感し、助けになろうと発信されている姿勢に頭が下がります。
【返信】
ありがとうございます。最高のお褒めの言葉です(涙)
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