九州北部旅記録 [片麻痺一人車旅]
九州北部旅4泊5日の記録です。
|
◆行程 |
◆距離、燃費 |
|
高速道での走行が9割程度だったと思います。高速道での給油も多く、ガソリン代割高になりました。走行はECOでなく通常モードでの走行です。
|
◆費用 |
|
観光旅館一泊代にも満たない貧乏旅行でした。一日平均は7,600円でした。 |
|
由布岳
|
◆ただし、事前に以下の物購入しました |
|
女房曰く「こんなん買うんやったら、ビジネスホテル泊った方が安いで!」
これから何度も旅行するので、効果が何回にも及ぶ、初期投資というやつですぜ、我が妻よ。 |
それじゃ~また |
身体に障害を持つゆえに、人の親切を受けやすくなる [片麻痺一人車旅]
旅の終わりに、食いしん坊の女房の顔が目に浮かんだ。しかし、外は激しい雨が降っている。 濡れても仕方ない(ため息)何か美味しそうなものを見繕うか。 帽子の上にパーカーのフードを深くかぶり「道の駅山内(佐賀県武雄市)」の店内に立ち寄った。 強い雨が降っていたこともあり、客はまばらだった。商品を選んでいると、レジの女性が声をかけてくれた。 「お手伝いしましょうか、カートがあれば良かったんですけど」 この方、よく分かってらっしゃるのだ。
「どちらから」
「兵庫県からです」 レジで言葉を交わして、 車に戻りかけると、この女性が建物の横からサッと出て来られ、傘をさしかけてくれた。 そしてノロノロ歩行の私が車に乗り込むまで付いてくれた。
「ご親切にありがとう」
「いいえ、お風邪をひかれると大変ですから。お気をつけて」 コロナ禍で人との接触はできるだけ避ける旅であるが、やはり地元の人と接することは楽しい。 身体に障害を持つゆえに、人の親切を受けやすくなるという面は確かにあるのだ。
|
|
【市内綾部のぼたもち】 |
最後に、ここの「ぼたもち」美味かった。生まれて方、こんな美味しい「ぼたもち」初めて食べた 。
うっかり女房の分まで食べてしまった(笑)
|
それじゃ~また |
片麻痺で歩行困難でも、ひとつの夢をかなえられた [片麻痺一人車旅]
私は、室外では装具と杖がなければ10 mも歩けない。
回復期の終わりごろ家の前で何度か挑戦したが、バランスが取れず足がすくんで早々に引き返した。 当初は懸命にリハビリすれば大丈夫と思っていたが、結局10年経っても杖も装具も離せなかった。 そんな私が、 自宅から750 km 離れた九州の西の端で一人、コーヒー飲みながら早朝の海を眺めている。 |
これは、脳の回復と自動車のおかげだ。
運転再開当初は、片道40分の病院の行きかえりで、脳に尋常でない疲労が残り、1週間も寝込んでいた。
だが今は、高速道も苦にならず運転できるまでに回復した。
自動運転テクノロジーの発展にも大いに助けられている。高速道路でのオート・クルージング機能で、アクセルから足を離せ、疲れが大幅に軽減されるのだ。 仕事を引退したら、日本中を車で旅したいという若い頃の夢は、脳卒中片麻痺という後遺障害であきらめていた。
が、歩行が困難な私でも車中泊しながらの車一人旅ができた。
ひとつの夢をかなえられた。こんな日が来るとは正直思わなかった。 |
それじゃ~また
|
島々との架け橋/長崎県、佐賀県 [片麻痺一人車旅]
今回の旅では、古来より他国との交流のあった肥前(長崎県、佐賀県)沿岸の島に行きたいと思っていた。
それで、島々への架け橋を何度も渡った。この橋の景色が、何れも本当に美しいのである。 |
◆平戸大橋 長崎県平戸市 |
45年前に平戸島に架けられた全長665mの橋 |
◆生月(いきつき))大橋 長崎県平戸市 |
全長: 960 mで、開通は 1991年である。
生月島はこの生月大橋と平戸大橋を通し本土と繋がった。
|
◆鷹島肥前大橋 佐賀県唐津市肥前町と長崎県松浦市鷹島町を結ぶ |
長崎県と佐賀県をまたいでかかる大橋。全長は1,251mと長い。 |
◆呼子大橋 佐賀県唐津市呼子町 加部島 |
全長728mで加部島にかかる。小高い丘の上に「風の見える丘公園」があった。 |
それじゃ~また |
元寇襲撃の地/松浦市・鷹島、唐津市・呼子 [片麻痺一人車旅]
◆松浦市 鷹島(たかしま) |
この日は、台風が接近するかもしれないとのことで、やたら雨も風も強い。
元寇もこの風なら苦労したはずだ、と実感させられる。
旅の3日目は、ここの道の駅で車中泊した。トラックベースのキャンピングカー(キャブコン)の60代男性、軽バンの30代男性、私と計3台だった。強風、大雨であったが、快適に眠れた。 |
◆唐津市 呼子(よびこ) |
司馬遼太郎「街道をゆく<11> 呼子の浦」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
が、私にはどうもピンとこない。しかし司馬遼太郎氏がそれを熱望したのであれば、一度見ておこうと思った。 実際の海は深緑で、濃い海藻か苔の色のように感じる。山が近いことで、多少の神々しさを感じなくもないが、ごく普通の小さな漁港の様である。 他で見たこともない色にも感じない。むしろ日本の風土では、見慣れた色だ。
それでも、2時間ばかり海を眺めていたが、船酔いみたいになってきた。 これ以上何かを感じることもないと思え、立ち去る事にした(司馬先生、鈍くてスイマセン) |
それじゃ~また |