▼顧客志向のマーケティング戦略。その過剰さの弊害が最も出ているのは テレビ業界であろう 。


それは「売れりゃ何でもいい」のである。内容関係なし。


 


だから売れるタレント、そのタレントを提供する会社に媚びへつらう。ジャニー問題などもここに端を発している。




▼作家も認知されれば、顧客志向のみで豊かな生活は可能である。が、しょせん流行作家、中間小説の書き手の域を出ない。


 


そんな人が大御所と云われ文学賞の選考委員に祭り上げられ、出版社の戦略と相まって実力不足の新人を次々生み出し、あっという間に使い捨てる。




▼大御所の中には大学理事長に祭り上げられた末、醜態さらす輩まで出てくる。


 


そもそも社会生活の経験知など持っていないのだ。注目され収入は高みで安定するが、不得意分野ゆえに失敗する愚を犯す。


男性作家でも、政治家のように晩節を汚す人も多い。




▼だからこそ戦略シフトし、自分の書きたいもので キャリアアップし、心身ともに充実させ、あわよくば後世に残る作品をものにする。


 




▼もちろん戦略を軽々と越える天才もいる。


 


以下、私見ではあるが、代表は漱石、芥川龍之介であろう。近代では中上健次である。他にも「楢山節考」の深沢七郎、画家では山下清などがいると思っている。




次回は、プロフェッショナルになるための偶然の要素(運)について考えてみたい。


 


それじゃ~また







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