引き続き、脳卒中片麻痺の暮らしにおけるストレスとの付き合い方、片麻痺生活のストレス対応技術(コーピング・スキルズ)を考えてみたいと思います。

 

ストレスに強くなることが片麻痺生活では不可欠です。


サッカーのオシム日本代表元監督の言う様に、ストレスをコントロールするのは同時に感情をコントロールすることであります。


感情のコントロールは、感情失禁という後遺障害を抱える身には少々高いハードルですが、その対応を考えてみたいと思います。


そこで、まずは精神科医 和田秀樹先生のべストセラー『感情的」にならない技術』からいくつかヒントを探しだし、私なりの法則を作り上げたいと思います。


◇穏やかに過ごすためには感情的にならない技術が必要になってきます。

例えばブログにメッセージが来ても題名を見ておそらく不愉快なメッセージだとわかったら大体開けません。

つまり私の最大の感情的にならない技術は感情的になりそうなシチュエーションを予知して避けるということです 





 


法則一 「君主危うきに近寄らず」、「無視する」ことが最大の対策である。


 


「感情的」にならない技術



  • 作者: 和田秀樹

  • 出版社/メーカー: 新講社

  • 発売日: 2011/11/11

  • メディア: 単行本(ソフトカバー)







 


◇感情的になるシチュエーションがそう簡単に避けられないこともあるでしょう。でも例えばそういう際に、どう対処すればいいのか、あるいはどんなパターンでより悪いシチュエーションになっていくのかを知っておくだけで、

対処の 仕様はあるのです。


◇「感情は放っておけばだんだん治ってくる」という法則があります(森田療法「感情の法則」)

不愉快なことを気にせず・・と思えば思うほど、余計に不愉快な気分になります。

が、感情というのは放っておけばそのうちの治ってくるのです。それどころかチョットいいことがあるとコロリといい気分になる。


腹が立つ・・・放っておく


悔しい・・・放っておく


憎い・・・放っておく


そのうち些細なことで感情はコロッと変わる。



法則二 感情は放っておけばだんだん治ってくるも。



放っておけば(時間がたてば)激情も当然治まります。そのうちコロリと良い気分になることもあります。なくても時間が解決します。このことを知っていれば慌てなくて済むということでしょう。「一呼吸置く」とかよく言われますが、5呼吸くらいは置きたいですねえ。 


法則三 普段の豊かな人間関係が、感情をコロリと入れ変える。

 

感情をコロリと入れ替える機会を多く持つ人は、普段から家族や友人たちと良い関係を築いている人といえます。

つまり立ち直りが早いということが言えると思います。だから普段の人間関係こそ感情的を治める、感情を引きずらないためのに大切と思えます。

 

法則四 「白黒はっきりさせない。灰色のままの状態を保つ」ことに慣れる。

 

とにかく、直ぐに何でもかんでもに白黒つけようとしない。灰色・曖昧なままで OK、曖昧さに慣れるようにすることなのでしょう。曖昧なまま過ごすと、ふと気づく、ひらめきが降りてくるうれしい瞬間がやってきます。直ぐに結論づけないことに慣れましょう。「熟成させるとうれしい気づきが舞い降りてくる」と楽しみに待ちましょう。そう考えておけば曖昧さにも耐えられるはずです。

 

 

                       それじゃ~また。