下記は、作家の宮部みゆきさんの言葉です。


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普通の人が普通の生き方をしていても人生を送るうちに思い出したくないような過去を一つや二つ持つようになるものだ。


 


本人にとっては確かに「傷」になっている。「傷」を忘れようとするのではなく「傷」とともにあることを覚悟して生きることを積み重ねるうちに小さな幸せや、小さな理解がやってくる。それが大切なのだ。

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れは、宮部さんが作家の藤沢周平さんについてお書きになったエッセイの中の言葉です。
 


私は特別、宮部さんのファンではありません。実は、言葉が次々わいてくるような宮部さんの文体はどちらかといえば、苦手です。 


ただ「山本周五郎が生きていれば、私のこと多分小賢しいと感じるだろう」となど対談で発言されるなど、時々本質をついたドキッとする発言をされるのです。


ですから今は、宮部さんの小説は読みませんが、対談等は時々チェックします。
 


ところで、上の宮部さんの言葉、本当に驚きました。これが同世代(宮部さんは1960年生まれ)の発した言葉だろうかと…。
 


この言葉で、何十年の間持ち続けていた思いの落としどころを教えられました。いやすごい言葉に出会いました。一生側に置いて持ち続けていきたいと思います。


 


我々の脳卒中発病の事実は変わらないわけですが、それが自分の人生でどんな意味を持っているのかの解釈は、今後様々な気づきにより変わってきます。過去の出来事は変えられないが、その意味は変えられると言う事です。我々の物語は変わっていくのです。


 


それじゃ~また。