脳卒中発症、全国29万人と推計 滋賀医大


毎日新聞2017年7月14日 地方版(滋賀県)及び8月14日神戸新聞



毎日新聞地方版(滋賀県)および神戸新聞より記事をまとめます。


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国内の脳卒中発症者が推計で年間29万人であることが滋賀医科大の野崎和彦教授(脳神経外科)らの調査で分かった。脳卒中に関しては大規模調査に基づく全国推計データはなかったとされ、野崎教授は「死因のうち脳卒中が占める割合は減少しているが、多数の患者が発症していることを知って予防に努めてほしい」と呼び掛けている。


 滋賀医大は脳卒中患者の診断、治療を実施する県内全41病院と連携。2011年以降の脳卒中発症者を全数把握しており、同年1年間のデータを分析した。その結果、発症者は2956人で、うち2176人が初発だった。初発の64%が脳梗塞(こうそく)、脳出血が25%、くも膜下出血が9%などだった。


 人口10万人当たりの脳卒中の新規発症は166人で、病型別では脳梗塞107人、脳内出血42人、くも膜下出血15人となった。この発症率から全国では年間約22万人が新規に脳卒中を発症し、再発を含めると29万人に上ると推計した。厚生労働省の人口動態統計によると、同年の脳卒中による死者は12万3867人だったので、死者の2倍強が発症している計算となった。



また脳卒中の発病者のうち退院時点で17%の患者が死亡、46%が介護が必要になり、日本の脳卒中発病者の半分以上が死亡又は介護が必要な状態になっていることがわかった 。


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死亡と介護が必要な人が約3分2、残り3 分の1が介護不要(軽度)であったと言う事でしょう。


生きている者で言うと介護が必要が46%、必要なし(軽度)が37%となります。


 


リハビリ室で重い片麻痺障害者を多く見てきたせいなのか、私は意外と介護必要なし(軽度)が多い気がしました。脳卒中ブログ村でも軽度な人が割合少ないと思われるのですが・・・。軽度な人は、もう病気は忘れ日常に戻っており、特に暇な人以外は、脳卒中ブログ村で記事書いたりしないと言う事でしょう。


 


それにしても、軽度が37%とは、自称「奇跡の人」に多く出会うはずです(笑)


 


それじゃ~また。