ブログなどで、脳卒中片麻痺障害者になったにもかかわらず、障害の程度が軽かったために、健常者の側の「強者の論理」から全く抜け出せないでいる人がいます。視野が狭く、社会の中で、障害者が置かれている状況が全く見えていない。こうなると障害者だけに一層始末が悪い。


 

この障害の重い片麻痺の状態を、とりあえず、短期的な前提条件として、その中で少しでも安全に楽に移動や生活ができる手段を考えていく。そんな個別的・個性的な訓練、知恵を積み重ねていくことが自立への道であって、健常者風を目指せなどは、障害の程度を無視した上から目線の無茶苦茶な話です。


 

重度の障害者が、健常者風に歩くなどそんな簡単なものではありません。そもそも 何事も健常者を基準にして 、障害者に やる気・努力を求め、 結果を出せないと、やる気・努力が不足していたと責める。


 


目には見えませんが、いったん失えば回復できないこともあるのです。それを何でもかんでも健常者基準で考えることに、社会の傲慢さ、障害者問題の根の深さ感じます。


 


障害を諦めろと言っているのではありません、障害の程度によって目標は人それぞれ違ってくるということです。障害が重いと「健常者風」は夢のレベルです。あまりにも高く非現実的な夢は障害者を苦しめます。ましてそれを健常者側が求めることなど、無理解としか思えないのです。


 


障害者にとって、最大の難敵は「社会の無理解」です。


 


 


それじゃ~また