映画「万引き家族」(是枝裕和 監督)




今回、「続下流老人(藤田孝典著)」から抜粋します。





続・下流老人 一億総疲弊社会の到来 (朝日新書)



  • 作者: 藤田孝典

  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版

  • 発売日: 2016/12/13

  • メディア: 新書







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◆現在の日本社会は全体が貧しくなった上で個別の利害関係が衝突を重ねたことで様々な断裂が生じている。


現役世代と高齢者世代、 貧困層と富裕層 と、双方が相手を敵に仕立て上げ、責任を擦り付け合うなすりつけあった結果、社会全体に不信感が拡大している。 「分断社会」の誕生である。




◆アソシエーションとは組織。つまり同じ不安を持つ者同士が集まって共に手を取り合うということだ。 アソシエーションはこれまで革命であったりデモ行進であったり政党を作ったりと様々な形で安心して暮らす権利を社会に訴えてきた。




◆ 最近特に顕著なのが SNS を通じた団結だ。 私自身同じ考えや理念を持つ人々と SNS を通じてつながることで活動の幅を広げ、大きな力を入れてきた。 私たちはお互いをつなげる手段をすでに持っている。あとはこのアソシエーションをいかに分断せずに広げていけるかだ。


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企業、地域社会、家族のつながりが希薄となっていく中で、私たちは 同じ障害者とその家族、あるいはボランティア等でで世話してくれる人たちなどで、ひとつの疑似家族、拡大家族を作っていくのはひとつの有効な方策だと思います 。


 


是枝裕和監督の「誰も知らない」は母子家庭で、その母親に捨てらた子供4人と、ひどいいじめに会い学校に行けなくなった女子学生が仲良くなっていきます。同監督の最近話題の「万引き家族」も疑似家族、拡大家族の物語です。いずれも底辺に突き落とされた人たちが、全く赤の他人同志ながら連携することで、助け合い、互いに癒され何とか生きようとします。




実際に会わなくてもSNSなどで自然とつながっていく。これでも良いのです。一緒にデモするとか、既存政党といったものに取り込まれないで緩やかな関係性を継続し、 精神的な繋がり強めていく。これを自覚的にやっていくことが、重要となっていくように思います。


 


 


 


それじゃ~また