今回からシリーズで介護の現場における「虐待社会」について考えていきたいと思います。虐待は、介護側からも、利用者側からも頻繁にみられます。




第1回は介護を受ける利用者側からの虐待です。




この記事で使われるハラスメントは、本来「嫌がらせ」の意味ですが、ここでの行為は、嫌がらせ程度ではなく、全て立派な虐待です。




精神的暴力は攻撃的な態度や大声、人格・能力の否定などのですから立派な精神的虐待です。この中でも訪問看護では半数以上の職員が利用者からハラスメントを受けていたということになります。




私も初めて訪問看護で受けた際に、どうして二人で来るのか不思議で仕方なかったのですがやはりこういうことだったのですね。一度二人で様子を見て問題なければ次からは一人という形をとっていたのですね 。




『ハラスメントが発生する原因については43%が「利用者家族がサービスの範囲を理解していない」と答え、最も多かった。』ということですが、本当に原因がこれに特定されるなら、解決方法もあると思うのですが、ただこれだけではないような気がします。介護時間がひっ迫する中、コミュニケーション不足から人間関係のこじれが生じている気がします。実際お茶を飲んで話をする暇はないのです。


 


それじゃ~続きはまた