上記画像ナレションを「伊東英朗」さんが、文章化されています。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

母に捧げる



かぁさん 「小倉くめ」という私は、あなたの娘です。 宗教にいうように、もし来世があるなら、 その時もまた、私をあなたの娘でいさせてください。


あなたの娘と生まれることで、そのときもまた 今と同じように障害者であってもかまいません。


あなたが母親でいてくれたら、 どんな人生でも生きてゆける気がします。


かぁさん 「小倉くめ」と言う私は、あなたの娘です。 私のことを どれほどの時間離れていても覚えていてください。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


小学生の時いじめられて帰って来た時に、


「母ちゃんどうして私なんか生んだや」と責めた。


「みんな私が悪いんや」と母が謝った


 そこから、最後にこんな想いに行き着いた。


くめさんは、驚くほど強い人ですが、お母さんも愛情深い人です。


それにしても「来世でもあなたの娘でいさせてください。今と同じように障害者であってもかまいません」とはなんという強さでしょう。くめさんは恨みの人生を乗り越えたのです。


障害者のお子さんをお持ちの方は、日本に数多くいます。こんな言葉を聞く母も、最良の人生を生きたと言えるのでしょう。そんな日が、多くのお母さんに訪れますように。


それじゃ~また