◆同病の方に、面と向かって、あるいはSNS上で、「あんた自慢してるのか?」と言われた経験ある方、おられるのではないでしょうか?




SNSや動画が、単なる自己アピール(自己顕示欲)のステージになっており「結局自慢したいんかい!」と感じる事が確かにある。




だが、リハビリ話が、多少自慢めくのは、ある意味仕方がない。


地道にリハビリを続け、多少進歩した。これは大変嬉しいことで、それをSNS等で発信したくなるのは、人間心理としては当然であろう。


 





◆私は、あけっぴろげな関西のオッサンなので、日頃、リハビリ室で同病者に気楽に話しかけ、冗談言って笑い合っていた。




だが、これまで同病の二人の方に、強い目で睨まれ、話を拒否されたことがある。




お二人とも障害が重く普段は車イスで、リハビリ室で必死で歩行リハビリされていた。




そんなお二人から見れば、能天気に笑ってリハビリをしている私などは、憎らしい存在なのであろう。


 





◆また逆に、二人の方には、いつまでも進歩がないと蔑(さげ)すまれた。このお二人は、障害は軽く杖なしで歩いておられた。




一人には「あなたサボってばかりいるから少しも良くならないのよ!」


もう一人には、「5年も経っているのにその程度にしか歩けないのか!」と言われた。


 


当時の私は、週6日、1日4時間の自主トレを課していた。が、障害者手帳で、左上下肢共に全廃の1級で、なかなか歩くのも上手くならなかったし、手は全く動かない。




「この後遺障害はそんな単純なものでない!」直ぐに反論したが、障害の軽いお二人は、上の空(そんな話に興味なし)


 


しかし彼らは、「自分はこんなリハビリし、すばらしく回復した」についてウンザリするほど熱心に語るのだ


 


 




◆こんな5人が、一時期、同じリハビリ室で一緒にリハビリしていたのだ。


同病者と言えど10人10色、回復度も心情もテンデバラバラ。


 


重い側は、他を憎み拒否し、軽い側は、他を蔑(さげ)すみ自慢する。


 


だから、コミュニケーションする時は、相当注意が必要だ。このことを、痛感した。


 







それじゃ~続きはまた