▼ 香川県坂出市の東山魁夷瀬戸内美術館に行きました。瀬戸大橋を望む雄大な景色です。











▼「月光」

一見静かに枯れているように見えるけど、上を向いた枝は、動き出す前、力をため込んだ躍動感を秘めています。


30代半ば、「風景画家」として生きていく事を決意した東山魁夷、その90歳の作品です。


真冬の厳しく静かな景色、月の光に照らされる生命力あふれる樹々。 私は魁夷の中でも、この作品がとりわけ好きです。魁夷の成熟しかつ衰えぬ情熱を感じます。




 



【同病の三本松のおじさんの一言】 

おっしゃってる通りだと思います。ブルーと白の2色の配色から、一見冷え冷えした印象を与えるが、この立ち枯れしているように見えるこの老木の凜とした姿から、立ち枯れどころか熱を帯びた自負が感じられます。


【返信】

老木は90才の魁夷そのものかもしれません。仰る通り凛とした佇まいで、魁夷の心境を映していると思います。




 


 







それじゃ~また







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