私が、散歩で出会う人の中にこんな人がいます。「 いいお天気ですね」と私があいさつすると、「 明日は雨が降るそうですよ」「週末は天気崩れるそうです」の様な返事を毎回する人です。


 


Twitterで、病気関連の人のつながりで、阪急電車の話題が出たので「私は片麻痺となって以来阪急電車乗るのは怖いのです」とつぶやくと「阪神電車や京阪電車の〇〇車両は、もっと怖いですよ」とコメント返しする人です。




私は明日の天気や他の電車のことを話題にしているのではありません。会話のとっかかりとしてコミュニケーションしやすい言葉、 共感しやすいことから話し始めているのです。 正直こんな返事を聞くとちょっとイラっとし、話を続ける気が失せます





人間は誰しも自分が一番だ。自分は利口だと言うプライドを持っています。


普通の人はこれを知っていますから、 最初から自己主張をすることはありません




共感的に同意 をすることから徐々に距離を詰めていきます。これを「共感的コミュニケーション」と呼ぶのでしょうか。


 


普通の人は、社会生活の中で自然と身に付けていきます。まあこの程度の関係なら気にすることはないのですが、問題はデイサービスやリハビリ室でもこんなコミュニケーションが取れない人がいるのです。




通所者や患者の中にもこんな人多くいます。若い介護職やセラピスト相手に自分の体験を得意そうに喋るばかりの困った人です。




逆に、介護者やセラピストの中にも老人相手に自分の私的な体験やリハビリ知識をペラペラ一方的にしゃべっている人がいます。対人的な仕事をするのですから、コミュニケーションを取る指導を当然受けてきたはずだと思うのですが、私の認識不足でしょうか。




私も急性期のリハビリ室で幼児言葉で話しかけられ「こんな未熟な人間の 指導をこれから受けなければならないのか!?そこまでわが身が落ちたか!」と、がっくりした記憶があります。




共感的に会話をはじめる共感的コミュニケーション」を、大人なら身に着けておきたいものです。


 


それじゃ~また