toraemonさんによる写真ACからの写真】


 


最近、高齢ドライバーが起こした大きな人身事故記事をきっかけに、高齢者ドライバーを、あたかも犯罪予備軍のように批判する声が高まっています。


 

ワイドショーででも、高齢者ドライバーの問題が取り上げられ、若く都会暮らしのコメンテーターが、声高に免許自主返納を勧めている。


 

これらの風潮を受け、地方の高齢者ドライバーに、都市部にすむ子供など親族が、運転免許返納を迫ってきたとの話も聞いています。


 

高齢になり、事故報道に接するたび、運転など正直したくないが、市のタクシー券補助は僅か、年金一人暮らしで、人には頼めず、介護費用も負担に感じる。


 

こんな人が私の周りでも多くいます。田舎暮らしの高齢者が返納後に買い物や、病院に行くためにはどうすればいいでしょうか、そんな解決案は聞こえてきません。


 

義父は 七十歳の時、脳梗塞を発病した。幸い比較的マヒは軽く、杖歩行、装具無しで歩行でき、指も多少動きました。所が回復期で退院する前に、同じ市に住む兄弟など親戚が、女房に電話してきて免許返納させろ、車を取り上げろとうるさい 。一人暮らしの義父から車を取り上げて どうやって生活しろというのだ。 その親戚が生活の足となって面倒を見てくれるのか。そもそもなぜ直接本人に言わずに、娘に対して高飛車に命令するのかと憤慨した記憶があります。


 

障害者ドライバーが大きな人身事故起こせば、今の高齢ドライバー同じように責められるでしょうのでしょう。


 

そこで、今回からシリーズで地方の高齢者ドライバー、障害者ドライバーについて考えてみたいと思います。