◆東京パラリンピックが終わりました。




スポーツ好きの私も、車イスのバスケットとラグビーを少し見たぐらいで、他は殆ど見ていません。これには幾つかの理由があります。




もちろん選手の一生懸命さは十分に伝わってきます。全身全霊で車イスを操りプレイする姿には、強い感動を覚えます。




ただ、正直言って、良く解らない面もあります。




ルールはさておき、まずクラス分け。障害の部位や程度が千差万別なので多くのクラスに別れています。




調べてみると、陸上男子100メートルは16クラス(内車イスは4クラス)あります。同じクラスでも、障害の程度に差はあるか、器具の優劣があるのか等に目が行くと、だんだん競技に集中できなくなってしまうのです。そうなると、そのすごさや、金・銀・銅など順位の妥当性もよく解らないとなってしまうのです(選手の皆さんゴメンなさい)





◆私のような片麻痺障害の人間が参加できるような競技がないことも、興味が沸かない一因でもあります。




ただ、もし片麻痺障害者の競技を作ったとしても障害の種類や程度よって様々なクラス分けが必要になるでしょう。


 


脳梗塞or脳出血、右麻痺or左麻痺から始まって、下肢だけでも、杖有り無し、装具無しor短下肢装具or長下肢装具等々、もうどんだけ~増えるのか、予想つきましぇん(笑) 


 


 


片麻痺障害者にも運動は重要ですが、スポーツとして競い合うということに関しては、脳卒中が、複雑な身体運動の司令塔である悩の損傷であることを考えれば、向いていないと感じます。





◆つまり、片麻痺障害者間で明確な優劣なんて付けられないのです。後遺障害は百人百種で個人差も大きい。


 


回復した人で、死に物狂いの努力、賢いリハビリの結果だと直ぐマウント取りたがる人がいますが、どうなんでしょう。脳損傷の結果、意欲をそがれてる人もいるのです。




我々に出来ることは同病者間にある違いを認め、それぞれの苦悩や努力に、まず共感を示し敬意を払うと言うことです。手ぐすね引いて待ち構えていてアドバイスなどしないことです。




自らの経験等は、あくまで一つの参考資料として提示し、もし質問されたら、その時には、丁寧に答える。そういった態度がいいのではと思います。








それじゃ~また