ある時、女房が、実家に行くと、草がなくなってきれいになっている。 女房は直ぐにピンと来た。ご近所の T さんです。 父親が特別養護老人ホームに入居した後、女房は時々、実家へ風を入れたり、雑草を引いたりで、行っていました。 でも草はどんどん生えてきて厄介です。 T さんは元自衛官、とても親切な方です 。特に義父が脳梗塞片麻痺で不自由になった後は、何かと面倒を見てくれるのです。 直射日光がまぶしいと義父が言えば、本格的な木製のひさしを作ってくれる。 女房が、その立派さに慌てて、お礼に伺うと「仕事柄慣れています。大したことありません」と涼しい顔。お金を支払おうとしても、材料代以外は頑として受け取られない。 「九州の自分の父はすでに亡くなっているので、父親の様に感じています」とも言って下さいました。 それにしても義父がもうここで暮らすことはないのは解っているのに、除草剤を撒いたり、草を刈ってくれたりする。 前にもお話しした「クレクレ」とがめつい隣人も多いのですが、こんな方もおられるのです。本当に感謝の気持ちしかありません | ||
それじゃ~また | ||