◆「脳卒中後遺障害は10人10色、心情にも大きな差がある」




前回話したように、同病者と会話する場合や、ブログ等で情報を発信する場合に。このことだけは常々留意している。




それでも「わかったような口きくな」と時々お叱りを受ける。




情報発信の受け手の大部分は同病者と家族なのだ。読み手の事は、常に意識の角に置いておくことが必要だ。




俺は自分のやりたいようにリハビリし、それを記録としてSNS上に残しているだけだ。という方もおられる。でも、それでは人間関係は広がらない。





◆脳卒中後の生活で何が一番大切かと、問われれば


 


経済基盤を除けば、躊躇なく人間関係と私は答える。




人間関係は、家族と友人だ。信頼できる友人の中に同病者がいれば最高だ。しかし、10人10色の中で中々得難いのも事実。


 




◆脳卒中を経験した方、実は素晴らしい方が多い




一つの事に懸命に打ち込んだ末、脳卒中という病に倒れたが、リハビリを通し、病気・障害を心理的に乗り越えられていると感じられる方が、多くおられるのだ。


 


サッカーのオシム監督、写真家の土門拳氏を、私は尊敬してやまないし、身近にも尊敬できる何人かの先輩にも出会うことが出来た。




元々いいものが、病気で一層磨かれると言えばいいのだろうか。こんな方と友人になれれば、一生の宝だ。




病気は、同病の新しい友を得るチャンスでもある。


10人10色の心情を理解し、交友を拡げよう。










それじゃ~また