慶応義塾大学病院の医療情報サイトによると、脳出血と脳梗塞の原因は以下それぞれが考えられる。原因は脳出血と脳梗塞では違っており、また必ずしも高血圧に起因するものばかりではない。


 








◆脳梗塞の原因


 


その原因によって以下の3つのタイプに分けられる。




1.大きな動脈の動脈硬化によって血栓が出来て詰まるもの(アテローム性)




2.心臓に出来た血栓が流れて来て詰まるもの(心原性)




3.脳の細い動脈が高血圧のために細くなって詰まるもの(ラクナ)




上記の1~3以外のタイプの脳梗塞も存在する。


 










◆脳出血の原因




大部分は高血圧が原因で起こるが、以下の様に高血圧が原因ではない脳出血もある。




1.脳血管奇形




脳の血管が正常に作られない




2.アミロイド・アンギオパチー




脳の細い血管にアミロイドという異常なタンパク質が沈着し血管がもろくなる病態で、加齢とともに増加する。




高齢者で高血圧といわれたことのない人に脳出血が起きると、この病態が疑わる




3.血液疾患




血を止める作用が弱くて出血しやすい






私は素人ながら経験上、ストレスによる血圧の急激な上昇が脳出血を引き起こすと思っている。


 


前回触れたように、ストレスホルモン(コルチゾール)の過剰分泌が、脳出血の要因としてもっと議論されていいと思うのだ。




血圧管理を何年も続けていて思うのだが、普段、薬を飲んで安定していても、少しの状況・環境の変化で驚く程(20~30)急激に上がるのだ。


 





 


◆それにしてもだ、がん患者に自己責任を問う声など皆無だ。一方、脳卒中だと自己責任論がまかり通る。


しかし、「他人が何と言おうと、どうでもいいではないか」という意見も当然ある。



そこで次回からは、自己責任論の先にあるものを考えてみたい。








それじゃ~また