近所の男性が、筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発病し、車イスからあっという間に寝たきりになりました。


奥さんは特別介護老人ホームの元介護職です。息子嫁と二人して懸命に入浴さていたそうです。




この男性は、生まれてから以降、一度も 田舎を離れたことがない。地域社会に於いては、一族の本家の長とし強烈な自負心を持っていました。実家を離れることなど、頭のスミにもありません。





 奥さんは、こまりに困ってついに言いました


「このままやったら 共倒れになってしまうよ」




  この一言でようやく彼は状況を把握しました。そして病院に入院することを納得しました。




 


私の周りの田舎の男性でこういう人多いのです。


 寝たきりになったら単純に家族が世話してくれると思い込み、 家族がいかに困るかということはツユ程も考えていない。




田舎暮らしの長男タイプや甘やかされて育っている人が多い。



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「共倒れにならないための8つのポイント」です。

 





脳卒中後の生活 元気が出る暮らしのヒント (今すぐ役立つ介護シリーズ)



  • 作者:

  • 出版社/メーカー: 創元社

  • 発売日: 2005/10

  • メディア: 単行本








共倒れにならないための8つのポイント


1、完璧主義に至らない。

徐々に、お互いに障害というものに慣れていくことが大切なポイント。



2、情報収集は家族の役目

情報を得るには何と言っても仲間が一番。家族も同病者の家族との交流が大事です。本人が直接情報を収集できるようになるまでには時間がかかります。最初は家族の役割と考えましょう。



3、周りの手を借りる

障害が重いと外出もままならず、閉じこもりがちですが、介護保険が使えるならデイケアやデイサービスを利用したり、ヘルパーさんを頼んで自分の時間を作るなど一人で介護を背負いこまないようにする。



4、お互いに一人になれる時間を作る。

介護する人される人がべったり一緒にいるとお互いに疲れます。お互いの時間を持ち、程よい距離をとることが大切と言えます。良い関係を築くには介護者が疲れないようにすることです。



5、相手のペースに合わせると疲れる 

介護者の疲れは意外なところにあります。一緒に出かける時、介護者は相手の荷物などを持って歩くことになりますが荷物を持って相手の歩調に合わせて歩くととても疲れる。

自分のペースで少し先まで行き、相手をが来るのを待つようにする。ただし相手を見守れる場所にいること。



6、 かかりつけ医を持つこと

頭痛や肩こりなどちょっとしたことでも再発の不安に襲われます。余計な心配をしなくて済むように気楽に相談できるかかりつけ医が近くにいると安心です。



7、 再発させない健康管理を

脳卒中起こした人は何らかの生活習慣病を抱えています 。食事管理などの家族の協力も欠かせません。もちろん介護者自身の健康にも気をつけましょう。



8、自宅では普通の生活を始める

退院して自宅に戻ったら病院ではない。普通の生活を始めましょう。朝起きたら着替え、洗面、歯磨き、食事をするというように時間がかかっても普通の生活にもっていきましょう。




 

 















 

それじゃ~また。