私は株式投資においては、相場を予想しないということを旨としています。


 

もちろん株式市場は、今後20年程度の期間で見れば、上昇するだろうことは信じてはいます。だから株式に投資しているわけなんですけれども、目先の相場予想はしないようにしています。金融システムが巨大化、巨額の資金が一瞬に世界を駆け巡る今、素人はもちろん専門家でさえ、予想してもそう簡単に当たるものではないからです。テレビの投資番組で、予想が当たったことを証明する書類を捏造した専門家までいました。


 


 


 

ではどうしているのかと言えば、ある水準を設定して売買しています。例えば日経平均がこの水準まで落ち込んで来れば買いを入れる。個別株においては購入時から10%減少すればひとまず損切りするといったことです。この原則をひたすら守っています。


 

また分散投資は当然として、戦略も分散しています。「日経平均」「NYダウ平均」など平均に賭けるインデックス投資と、厳選した企業群に賭けるアクティブ・ファンド投資や個別企業株へのバリュー投資です。


 

バーベル戦略というのもあります。これは、ほんの少しだけ、可能性が小さくリスクの大きいもの(ブラック・スワン)にもかける戦略です。最適化も必要だし、ほんの少し無駄と思える万馬券への賭けも必要だということです。あらゆる可能性を排除しないことが、心の安定をもたらします。


 


それじゃ~また