• 今回からシリーズで「家庭でできるリハビリ体操」を紹介していきます。これは「私のリハビリ体験ーNHKすこやかシルバー介護(NHK福祉番組取材班編、旬報社)の巻末につけられていた太田仁史先生よるものです。




 


この体操にマインドフルネス瞑想とヨーガの神髄、腹式呼吸と身体の感覚に注意を払う認知の働きを加えていきます。


 

私は、退院後、ストレッチ体操の時、腹式呼吸をするようにしたのですが、これは実は、マインドフルネス瞑想あるいはヨーガ(ハタ・ヨーガ)に非常に近いものであると解ってきました。


 

ようはマインドフルネス瞑想も、ハタ・ヨーガも、体操時に、ゆっくり腹式呼吸を行うこと、身体の各部の感覚に注意を払うこと(ボデイ・スキャンとも呼ばれます)をプラスしたものだったのです。


 

体の感覚に注意を払うというのは片麻痺リハビリの認知運動療法にも通じるものです。


 

これを行うことで、片麻痺で過緊張した身体を緩め、心のリラックスと感覚向上も得ようとするものです。


 

紹介する体操の中には、難しく感じるものがありますが、障害の程度に応じて出来るものだけやればいいのです。


 

第1回目はベットの上でする体操です。















 

 


 

疲れたら寝転がって呼吸をしているだけでもいいのです。


特に上記「1.腹式呼吸」で、手を体の横に置いて、手のひらを上に向けるポーズは、ヨーガの最も基本「屍(しかばね)」のポーズとも呼ばれるものです。このポーズで腹式呼吸を繰り返し、脹らんだり、縮んだりする腹の動きに注意を払います。


 


麻痺側の肩に痛みを感じる場合は、無理に腕を上げなくてもいいのです。


 


これらを行うとハビリ体操&マインドフルネス瞑想&ヨーガの複合的な効果が得られると思います。瞑想の場合は、後は雑念への対応ができればさらにいいです。


 


 





NHKすこやかシルバー介護 つらさから喜びへ・私のリハビリ体験



  • 出版社/メーカー: 旬報社

  • 発売日: 2000/10/01

  • メディア: 単行本







 



それじゃ~続きはまた