漫画「ガバチ」原作者 田島隆氏




私が初めて田島隆さん名前を知ったのは、故青木雄二さん風の漫画「カバチ」を愛読し出してからですが、原作者の田島隆さんが、どのような生い立ちなのかを知ったのは、テレビで偶然見たインタビュー番組でした。





衝撃的でした、そこで田島さんは広島で高架下に止めた軽自動車で寝起きし、働き勉強した壮絶な過去を語られていました。




それから田島さん原作の漫画が一層興味深くなりました。







田島隆さんの「一発逆転」人生


その田島さんの生い立ちを詳しく書いたのが【弱者はゴネてあがいて生き残れです】


 



 


 


小5で親に見捨てられ、飢えをしのぐためザリガニを釣って食べていたこと。


20歳で恋をして同棲、事件を起こし少年鑑別所送り。幸い保護観察処分で済んだ。その後結婚するも、生活苦等から離婚となります。


 


そこから夜逃げ、車中生活にまで追い込まれます。このどん底から田島さんの必死の努力が始まります。


 


働きながら法律職を目指して猛烈な勉強してまず海事代理士の試験に合格します。そしてナニワ金融道の青木雄二氏の取材を受けたことが縁で漫画原作者の道も歩むことになります。


まさに「一発大逆転」の人生です。






 



◆子は親を選べません。ひどい親に対する怒りに支配されて、曲がっていいて不思議ありません。むしろそれが普通だとも思うのですが、田島さんはそうならなかった。別れた奥さんが、欲しがっていたブランドの財布を、後にそっと贈ったエピソードに、私は思わず涙が出ました。


 


◆世を恨むどころか、逆に、法律を武器に人を助ける側に回った。実際、テレビの田島さんは、非常におだやかで誠実そうなお人柄です。青木雄二さんには、大阪風の「毒々しさ」がありましたが、田島さんには、そのようなものは感じられません。


 


漫画「ガバチ」のリアル


 


◆しかも田島さんが原作の「ガバチ」は、小説家が想像で作り上げた架空の物語など足元にも及ばない、庶民の驚くべきリアルが表現されています。


 


◆例えばDNAによる親子鑑定。これがどうして増えているのか、この漫画を読めば納得出来ます。そして安易な性の犠牲になるのは、いつも生まれてくる子供の側です。それを見事に描いています。


 


◆女は過去を上書きするなどと、したり顔で言う輩が多くいますが、安易で身勝手な親の犠牲になるのはいつも子供です。そんな警告も与えてくれます。


 


皆さんも機会があれば是非読んでみてください。


 


それじゃ~また





 







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【同病の三本松のおじさんの一言】


バブルの時代ですね、きれいごとでは通用しない、いわば金をめぐるシビアな裏側社会をちょっとのぞき見したい欲求でテレビ、漫画で見ていました。いしだあゆみの痩せた崩れた感じと小林薫のこてこての全身金メッキされたようなリヤルな演技が印象的でした。



【返信】

TVは見てないのですが、いしだあゆみと小林薫でしたか!リアルという点では漫画家の取材力が、小説家の想像力上回っているように思います