リハビリの結果と責任 [お勧め本]
目標指向的・積極的リハビリテーション・プログラム [お勧め本]
|
|
|
恐縮ですが下の にほんブログ村 の文字をぽっちと・クリック下されば励みになります。 にほんブログ村 |
それじゃ~また |
【同病の三本松のおじさんの一言】 特別に恵まれた人以外、大半の人は生きていりゃあ人生のあらゆる場面で困難に遭遇すると、逃げるほかはその困難に自然に何気なく、折り合いみたいな妥協を付けているようです。そうじゃないと生きていくのがしんどいですものね。地についた人間は案外しぶとい気がします。
【返信】
「地に足つけている人間は意外としぶとい」同感です。庶民は生命力を持っていた。戦って折れるのではなく、いなしていく、これが肝要かと思います。庶民派は
|
自己決定能力を高めることもリハビリの重要な目的 [お勧め本]
◆「メガネさんは何でも自分で調べ、時々質問する。我々にとって非常に扱いにくい患者さんなんです!」 ですから質問しないように、私は家族に釘を刺されました。 ◆私は本当にびっくりした。例えば学校で、質問する生徒がやりにくい生徒!?先生の心情としては多少理解できますが、そりゃ報酬を得るプロとしてはあかんやろ。親御さんにそんなこと言えんやろ。 ◆それ以降も様々なリハビリ治療を受け、この世界は世間の常識は通用しない甘やかされた世界だと心の奥でずーと思ってきました。
|
◆ですから上田敏先生の言葉に今度は逆に驚いた。自分で考え判断してもええんや。以下私の読書ノートです。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
◇私達は患者さんの自己決定権をとことん尊重しなければいけない。
それは、リハビリは患者が受け身では目的が達成できないから。
リハビリは患者さん本人が能動的に新しい人生を創造して行くものだからです。
◇あなたが選んだ山に、選んだ道で選んだコースで登るのだから。 その選択をお手伝いし自己決定能力を高めるのもリハビリの重要な目的。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
|
◆皆さんどうですか、こんなリハビリ受けておられますか? 私は自分が受けているリハビリを思って悲しくなりました。
それでも自分で調べ自分で考え自主リハビリを続けていこうという気分は高揚しました。
|
毎度恐縮ですが下の にほんブログ村 の文字をぽっちと・クリック下されば励みになります。 |
それじゃ~また |
【同病の三本松のおじさんの一言】
私はこれからもいいとこ取りで行こうと思っています。いいとこ取りも案外むつかしい。10歩前進9歩後退で大万歳、間違うと9歩前進10歩後退もある。スリリングで楽しんでます。
【返信】
脳は結局はブラックボックスだと感じます。どうすればよくなるのかは、学者、治療者とも現段階で明確にできない。だから少しづつ良くなれば万々歳です。
|
庶民の驚くべきリアル、漫画「ガバチ」。原作者の田島隆さん [お勧め本]
■漫画「ガバチ」原作者 田島隆氏
私が初めて田島隆さん名前を知ったのは、故青木雄二さん風の漫画「カバチ」を愛読し出してからですが、原作者の田島隆さんが、どのような生い立ちなのかを知ったのは、テレビで偶然見たインタビュー番組でした。 衝撃的でした、そこで田島さんは広島で高架下に止めた軽自動車で寝起きし、働き勉強した壮絶な過去を語られていました。 それから田島さん原作の漫画が一層興味深くなりました。 |
|
■田島隆さんの「一発逆転」人生 その田島さんの生い立ちを詳しく書いたのが【弱者はゴネてあがいて生き残れです】
小5で親に見捨てられ、飢えをしのぐためザリガニを釣って食べていたこと。 20歳で恋をして同棲、事件を起こし少年鑑別所送り。幸い保護観察処分で済んだ。その後結婚するも、生活苦等から離婚となります。
そこから夜逃げ、車中生活にまで追い込まれます。このどん底から田島さんの必死の努力が始まります。
働きながら法律職を目指して猛烈な勉強してまず海事代理士の試験に合格します。そしてナニワ金融道の青木雄二氏の取材を受けたことが縁で漫画原作者の道も歩むことになります。 まさに「一発大逆転」の人生です。 |
|
◆世を恨むどころか、逆に、法律を武器に人を助ける側に回った。実際、テレビの田島さんは、非常におだやかで誠実そうなお人柄です。青木雄二さんには、大阪風の「毒々しさ」がありましたが、田島さんには、そのようなものは感じられません。
■漫画「ガバチ」のリアル
◆しかも田島さんが原作の「ガバチ」は、小説家が想像で作り上げた架空の物語など足元にも及ばない、庶民の驚くべきリアルが表現されています。
◆例えばDNAによる親子鑑定。これがどうして増えているのか、この漫画を読めば納得出来ます。そして安易な性の犠牲になるのは、いつも生まれてくる子供の側です。それを見事に描いています。
◆女は過去を上書きするなどと、したり顔で言う輩が多くいますが、安易で身勝手な親の犠牲になるのはいつも子供です。そんな警告も与えてくれます。
皆さんも機会があれば是非読んでみてください。
それじゃ~また |
|
|
|
【同病の三本松のおじさんの一言】
バブルの時代ですね、きれいごとでは通用しない、いわば金をめぐるシビアな裏側社会をちょっとのぞき見したい欲求でテレビ、漫画で見ていました。いしだあゆみの痩せた崩れた感じと小林薫のこてこての全身金メッキされたようなリヤルな演技が印象的でした。
【返信】
TVは見てないのですが、いしだあゆみと小林薫でしたか!リアルという点では漫画家の取材力が、小説家の想像力上回っているように思います
|
リハビリという幻想(2)医療的リハビリか、生活リハビリか? [お勧め本]
リハビリテーションという幻想の2回目です。今回も理学療養士にもかかわらず医療ではなく介護の現場にかかわってこられたお二人の介護の現場からの視点をご紹介したいと思います。 ■三好
本当の個別化とは、一人ひとりの障害や老化の程度に応じて、個別の人間関係を頭に入れて、その人の能力を活かしながら個性を引き出していくことです 。
|
■三好
リハビリをすることによって生きていく気力がなくなるようなやり方はいくらでもあります。
リハビリをすれば状態が良くなるからと言って、いかにやらせるかということばかりに目が向くと老人からだんだん表情がなくなっていきます。
■高口
死がないものとして扱われているために、いつまでも右肩上がりの機能改善を求め続けることがリハビリだとすれば、老いのリハビリテーションには無理が先立ちます。
■三好 リハビリには「障害受容過程論」があります。これも意識の世界の右肩上がりなんですね。
最初にショック期があって、最後には「価値観の転換」が起こると言われています。手足が麻痺して障害を負ったとしても人間としての価値は変わらないということです。
それまでの人間観を変えることが障害受容過程論だという言い方がされてきました。非常に教育的なんです。
なんで障害者だけがそんなに高尚な人間観を持たなければならないのかと言いたくなります。
でもその論理の中にリハビリの本質が染み込んでいるんですね。こうあるべきだという理念を障害者に押し付けているんです。
■メガネサル(私)
我々は脳卒中になって「失敗者」とみなされ、障害者となって「子供扱い」される。
当然次に来るのは「教育してあげる」です。
我々自身の今後の生きやすさのためにも「ピンチをチャンスに変える」意味でも変容した方が良いと思いますが、医療側や健常者に上から目線で教えてもらう事でもない。
我々だけが「高尚な人間観」持つ必要もない。同病者の方で「ちょいワルおやじ」と称される方もおられますが、大いに結構です。私も人間性未熟な「吠え吠えおやじ」でこれからもまい進します。
■高口
脳卒中になったのも生活習慣病だから自己責任だ。障害負って、それを受容できないのも自己責任だと言っているような気がします。
いつまでも、もっと努力しろと言われていて今ここにを認めてくれない。どうもリハビリの悪い面が出ているようですね。
【老健について】
身近でありながらなかなか取り上げられることのない介護老人保健施設(老健)お二人はばっさり切ります。
■高口
老健はすごい働きをしましたね一つの施設で3か月から6か月ぐらいリハビリをつけても老人には大きな変化が見られない、ということを見事に立証してくれました。
■三好
これは本当に皮肉な話ですね。病院と家との中間施設として作ったのに、結局は病院と特養の中間施設になったわけです。未だに特養の入所待ちをしている人がほとんどです。
■高口
私たちが現場で気づいたのはどんな重度の人でも家に帰る人は帰る。どんなに深い認知症があっても帰る人は帰るということです。
逆に言えばどんなに軽い人でも帰れない人は帰れない。そうすると重要なのは家族に介護への理解や介護力があるかどうかが大きな要素だと思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以上いかがでしたか、我々片麻痺障害者自身もリハビリを医療的リハビリ(身体機能向上リハビリ)と考える人が多い。若く障害の軽い方は特にそうです。しかし誰しも老いて肉体は衰える、そこで生活リハビリに重点を移す視点も必要です。
◆ただ実際は、比較的若い方では、普段は自主トレ・生活リハビリで、何年に一度かは、病院で医療的リハビリも受けてみる。こんな方も結構おられます。
お二人のような専門家の意見は意見として参考にし、実際は、こんな風に柔軟に取り組めばいいのです。医療的リハビリか生活リハビリか二者択一する必要はありません。したたかに行きましょう。 それじゃーまた。
|