リハビリ室では、いまも慢性期で拘縮のリハビリをされている方々がおられます。


 また長い間、下半身不随の方が立ち上がりの訓練をされている場合もあります。


いずれも「痛い!痛い!」と子供の様に大声で泣き声をあげながら耐え続け、毎日懸命にリハビリを行っておられます。


 

これ見ている方も本当につらいのです。「奥さん!鬼になったつもりで辛抱しいや!中途半端な所で退院したらあかんで!」知り合いになった奥さん(主人が片麻痺で拘縮)に私も声をかけていました。


 


私はリハビリ室のこれらの悲痛な声がずーと頭に残っています。これからも何かにつけ思い出すことでしょう。リハビリ室で、リハビリを経験された方の多くは、こんな経験お持ちだと思います。


 


所で、私の書いた「雨の日は、びしょ濡れになって歩きました」という記事に対して、


ある方がブログで、「拘縮になった方は人工関節でも使えたら使ってみたら?」との意見(記事内一番下の行)を出されました。


 


記事そのものは、一言でいえば私の「横歩き」を嘲笑したもので、それはそれでいいのですが、最後のこの行には、激しい憤りを感じました。この人結局、拘縮はリハビリに失敗した結果だと皮肉っぽく笑っているのです。


 


こんなこと、拘縮改善のリハビリを受けられている方とその家族に対し医者でもないあなたが、実際に言えますか?脳性麻痺の子供の親御さんに言えますか?もし言えるのであれば身の危険をも顧みない人です。


 


ブログとはいえ障害の軽かった者が、障害が重く拘縮に苦しむ者に対してこんなことを言う。


これまでのこの方の記事から、ひょっとして後遺障害(高次脳機能障害)?と正直疑いを持っていたので(もちろんその疑いは私にもありますが)、多少のことには目をつむるつもりでしたが・・。この言葉はさすがに目に余ります。


            レッドカード! 退場!


 


 


 それじゃ~また。