ブログ読んでいると、全く意味不明の記事に出くわすことがあります。日本語でありながら全く理解できない。ただ単にストレス発散のために書きなぐられたものなのか?、もっと別の目的なのか?読み手・読者無視の独りよがりな文章・・・。


わたしにとって、それはこんな記事です。


「医療費の支払い等についてね。収入との関係もあるのですが、キャッシュフローの問題ね。」



これは我が脳卒中ブログ村で堂々の「1位」を取った記事なのです。皆さんに興味を持たれ、広く読まれ理解されたからこその「1位」だと思うのですが、皆さんは、スンなりと理解できましたか?


私は、何度読んでも全く意味が取れません??。そこで私がどうして意味が取れないのか、記事に即して考えたいと思います。私の解釈の間違いがあれば是非お教えて下さい。



> 費の支払い等についてね。収入との関係もあるのですが、フローの問題ね。

> 企業の財務諸表の中に「連結貸借対照表」というのがありますね。


次の行から連結貸借対照表の説明が続き、


これは家庭の経済でも同様のことがいえるのですよ。

となり次いで連結損益計算書の説明です。


この最初の段落から、私にはもう全く理解できない!頭がくらくらきました。


単独決算は文字通りその会社の単体の決算で、連結決算はその会社の子会社等の支配従属関係にあるグループ会社を合算してつくる決算書ですが、なぜ、ここでは単独でなく「連結貸借対照表」を見なさいといっているのでしょうか?


日本の中小企業は殆ど単独決算です。そうすると、これは家計と上場企業に見られる子会社等連結決算が近いと言う事ですか???


医療費の支払いのため、支配従属関係(?)にある祖父、親、子等の家庭との連結決算で考えるべきという提案ですか?(笑)


いずれにしても意味不明です。企業のキャッシュフロー分析と同様に、家計にもカード支払い、給与の未収分が発生しているのだから、厳密にキャッシュフローで考えなさいうことですか?


「医療費の支払いを、収入でなく、預貯金から支払え」という主張なら当たり前すぎて小学生でも言い出せる。この人そんな事をキャッシュフローという会計用語を使わないと主張できないのでしょうか?


そもそも、これ医療費の支払いで悩まれている方に対して、多少でも役に立つ知識なんですか?


私は、40年間で数多くの財務関係の書物を読んできました。また若い時には知人たちと「ライフプラン研究会」を立ち上げ、家計についても「本多 静六」等、一通りは勉強してきました。私の結論は、「企業に対する財務分析手法は家計には適応できない」です。


それにしても、こんな珍奇な文書初めて読みました。

これ何かのひっかけ?わざと思い切り馬鹿なこと書いて、コメント欄で批判する人待っているのか?

しかしこれが、どうしてランキング1位になるのでしょう??


どんなノウハウ本読みかじったかしれませんが、一般になじみの薄い会計用語さえ使っていれば、自分を賢く見せられるなどと思っているのでしょうか。





「超」文章法 (中公新書)



  • 作者: 野口 悠紀雄

  • 出版社/メーカー: 中央公論新社

  • 発売日: 2002/10/01

  • メディア: 新書






経済学者の野口悠紀雄さんはその著書「超文書法」の中で、「わかりにくい文章を書かなければならないのは、責任やコミットメントを回避したいからだ。」と述べておられますが、この記事も正にそうなのでしょう。自分でも批判に耐えうるものでないことを自覚され、尻尾つかまれない様に煙に巻いているのでしょう。


この人、最近は、単なる知識の披露でなく、考える事が大切だと言われているのです。また、ブログばかり読んでないで、学術論文を読みなさいともアドバイスされているのです!?。

?・・おっと、またまた頭くらくらしてきました(笑)


それじゃ~また。