梅原さんから学ぶ3つのポイント/勝ち続ける意志力 梅原大吾(2) [お勧め本]
勝ち続ける意志力 梅原大吾(2)
梅原語録の2回目です。
勝負の世界で真摯に生きている梅原大吾さん、その道を究める中での気づき、ノウハウが、びっしり詰まっているのです。人生の指南書です。リハビリの心構えとしても大いに参考になります。
何回かに分けて梅原さんの言葉を取り上げていきたいと思います。今回は梅原さんから3つのポイントを学びたいと思います。
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1.苦手なことに取り組む
変化=進化を続けるためにはあえて苦手なことに挑戦してみるのもいい。僕は勝負事において、ある人ならば仕事において、苦手と思う人と付き合って見るのはとても良い経験になると思っている。若い頃は、僕は嫌いだと言って人を寄せ付けないことも多かったが、年を重ねてからは苦手と思う人にこそ食い込むように心掛けている。
「やっぱり苦手だな」結局そう思うのだが、そこで引いたら負けたと考え直す。
嫌いな人を好きになるのは難しいが、なんとか嫌悪感を希薄にし、それも一種の個性だと認めたり、仕事を評価することで、どうにか受け入れようと思案する。あえて嫌いな人と付き合い、嫌いと感じずに過ごせる様になれば、そこに自分自身の成長を見ることができる 。
2.考えることをやめない
勝ち続けるためには一つの問題に対し深く考えなければならない。既成概念を捨てて視点や角度を変えながら徹底的に原因を究明する。すぐに答えが出なくても時間をかければ必ず良い答えに巡り会える。
全く関係がないと思われるところにヒントが落ちていたり、友達が発した何気ない一言が最高のアドバイスになったりすることは珍しくない。とにかく考えることをやめなければ出口は見つかる 。
3.まずは変化すること
自分を変える時、変化するためのコツは「そうすることで良くなるかどうかまでは考えない」ということだ。もし悪くなったとしたらそこに気付いた時にまた変えればいい。とにかく大事なのは変わり続けることだ。良くなるか悪くなるかそこまでは誰にも分からない。しかし経験から言うと、ただ変え続けるだけで、最終的には今より必ず高みに登ることができる 。
失敗ばかりを恐れ何もしないと言うのが一番いけない。自ら足を踏み出しどんどん失敗していった方がよほど効果的だしより高い所へと行ける道だと考えている 。
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苦手な人と付き合うというのは正にそうで、私も病気前は、大変苦手でした。しかし何らかの人の援助や介護が必要な体になって、これまでとは変わらなければならないことは私も自覚しました。通所リハビリ、リハビリ入院の経験を通して多少は改善されてきたと思っています。
そうすると、苦手な人以外との関係も一層よくなるのです。さらに気持ちよくコミュニケーションがとれるようになってくるのです。誤解することもなくなってきました。。
考えること、変化することも当たり前なようで、なかなかできることではありません。我々片麻痺障害者のリハビリに決定的な手法は未だ存在しないのが現状でしょう。だから「奇跡の~」といった表現で治療法などが度々マスコミで紹介されるのでしょう。
だから基本的には慢性期になれば、自分でも色々やってみるより仕方ありません。その際に考えることは不可欠ですし、うまくいかないことや失敗することも避けて通れません。同病の皆さん!失敗を恐れないで、互いの情報を共有しながら、回復に向かって、ともに歩んでいきましょう。
それじゃ~また。
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