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「仕事が支える暮らし」から変化した「暮らしのイメージ」 [障害者として生きる]

以前「障害受容」についてお話させていただきましたが、この言葉、私にはぴったりきません。治療側から押し付けられた上から目線の言葉の様に感じるのです。そこで今回、病気前、病気後で、私の中での暮らしのイメージ、言い換えれば、価値観がどう変化していったのか、図形で表現したいと思います。


(1)病気前 図-1


01キャプチャ.PNG

「仕事」が暮らしのすべてを支えているイメージです。私は自営業でしたので、だれの命令を受けるわけではありませんので気楽な面はありましたが、倒れる前はこの仕事が、天職だと思っていました。苦しい面は多かったですが、のめり込んでいましたし、何より生きがい、やりがいを感じていました。 子供が学生でしたので、子供に対する教育義務が次いで最も大きなウエートを占めていました。妻とは2人で子供達を支えているといった感じで、夫婦の関係そのものは希薄だったと思います。「趣味」も「友人」も「地域」にも大して重きを置いていませんでした。あまり心豊かな生活ではなかったかもしれませんが、それなりの生涯設計プランを持っていました。


(2)脳卒中で倒れた直後 図-2


02キャプチャ.PNG

もう混乱の極みです。すべてがバラバラになったイメージです。壊れた脳で考えようとするのですが、悲観的な思いばかり強くでてきます。 感情障害も出て、やたらと泣けてきて冷静な判断などとてもできませんでした。


 


 


 


 (3)リハビリ開始後のイメージ 図-3
3-1キャプチャ.PNGようやく、多少思考力が働くようになってきました。とにかくリハビリに励み元の身体機能を取り戻し、元の生活に戻るだと必死でした。


 


 


 


 


 


3.5キャプチャ.PNG

 


 


 


 


 


(4)現在の私 図-4

4.5キャプチャ.PNG結局、元の身体にも、元の生活にも戻れず、仕事も失くしてしまいました。そんな生活も6年を過ぎ、今の私の暮らしは、何かが何かを支えているというより、各要素が並列的に並んでいるイメージです。
そんな中で、子供たちが全員独立して家を出ていきウエートは軽くなり、反面介護してくれる妻との夫婦の関係が強くなっています。「趣味」「友人」などが暮らしに占めるウエートもかなり高まっています。


私が「障害受容」できているのかいないのか、未だよく分かりません。ただ脳卒中で片麻痺となり仕事を失くしたことで、従来のピラミッド型の価値観では生きられなくなり、図-4の様に並列型に変化した事だけは確かです。「これが障害受容できた状態や」などとしたり顔で言う治療側の輩がいれば、ぶん殴ってやりたいですね。


それじゃ~また。


 


 


 


 


 


 


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