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腹が立つ身体を弛める「システマ」の手法 [その他(ブログ等)]

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「怒る」を考えるシリーズの番外編として、怒りによるよる筋緊張を緩める「システマ」の手法をご紹介します。


システマとはロシア軍特殊部隊が生んだメソッドです。ただし単に格闘の技を教えているのでは全くありません。

それは、恐怖や怒りによる身体と心の緊張を取り除いていく方法を教えているのです。ポイントを述べます。

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怒りへの対処法 心ではなく身体に働きかける。

 

■怒りもまた恐怖心と共に私たちの心を蝕む感情の代表格ということができるでしょう。怒りは他者への攻撃性を高め最悪の場合は傷つけてしまうこともある一方、一本前に進み出る勇気を与えてくれる力もあります。だから大切なのは怒りの感情そのものを忌み嫌うことではありません。怒りがその人の生きる妨げとなるのを防ぐようにすることです。


■「腹が立つ」という表現があるように怒りは身体の「みぞおち」あたりに端的に現れます。みぞおちに指を差し入れようとすると、指が入らなかったり吐気がするほどの不快感があります。


■ポイントは怒りを感じる心に対処するのではなくあくまでも身体に対して働きかけるようにすることです。つまりブリージング(呼吸法)によって筋肉をリラックスさせるのです。

 

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■ブリージングは、システマの呼吸法の名称ですが、難しくはありません、鼻から息を吸って、口をすぼめ「フーッ」と軽く音を立てて息を吐く呼吸法です。この時姿勢を曲げない、力まないことが必要です。

 

逆境に強い心のつくり方 システマ超入門―ロシア軍特殊部隊が生んだメソッド (PHP文庫)

逆境に強い心のつくり方 システマ超入門―ロシア軍特殊部隊が生んだメソッド (PHP文庫)

  • 作者: 北川 貴英
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2013/06/05
  • メディア: 文庫

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我々脳卒中片麻痺障害者にとって筋緊張は大きな問題です。にも関わらず、リハビリ室でほとんど教えられないのが筋緊張を取り除く方法です。

 

腹式呼吸の欠点は、動作している時に実施できないことにあると思います。腹式呼吸は座っている状態等の静的場面での呼吸法です。この点ブリージングは格闘の最中に体の筋緊張を取る方法ですから我々片麻痺の動作中にも行えます。つまり動的な場面でも使える呼吸法なのです。

それは、今回のテーマである「戦うの現場(戦術)」レベルでも、ぜひ身に着けておきたい技術なのです。

 

我々片麻痺障害者にとって、ストレスを緩和し、身体をリラックスして筋緊張を緩め行動する「システマ」の手法はたいへん役に立つと思いますので、今後も折りに触れご紹介していきたいと思います。


それじゃ~また

 

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