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「死に物狂いのリハビリ(?)」なんてとんでもない!(10年経過で感じるリハビリの難しさ) [障害者として生きる]

 


◆脳出血で倒れてから満14年、心筋梗塞から満13年が経過した。

「なんとか、10年生き残った」という感慨である。まぁ~正直嬉しい。

 

ただ10年以上、片麻痺生活、歩行リハビリを継続してきて強く感じることがある。今回そんな思いを述べてみたい。

 

◆慢性期のリハビリの難しさ、立ちはだかる「陽性徴候」

 

最も強く感じるのは、慢性期の片麻痺リハビリの難しさだ。

 

障害も重度になってくると、頑張れば頑張るだけ良くなるといったそんな生易しいものではない。

 

装具や杖を使ってかろうじて歩いている状態では相当工夫したリハビリをしなければならない。回復期にリハビリ室で教えてもらった方法だけだけでは全く対応できない。




それは何より、「陽性徴候」と呼ばれる症状のせいで、麻痺改善に大きなブレーキがかかるのだ。これは、反射の亢進、痙性、拘縮、内反尖足、クローヌスなどが現れる症状である。

 

◆筋緊張が大きな原因だが、リハビリを頑張れば頑張るほど過緊張の状態に陥(おちい)るのだ。

 

こうなったら何をやってもムダどころか、力みから変な癖までついて退行する。

 

結果、杖で歩行していた人が、10年後電動車イスになったりする。

 

やってられるかい!(怒)

 

だから、この陽性兆候をコントロールしながら、いかにリハビリを継続するということが重度片麻痺障害者の慢性期リハビリでは肝要なのだ 。

 

まかり間違っても「死にもの狂いのリハビリ?」などやちゃいけない!

 

 

 

 

 

◆どうやって身体を緩めリハビリを継続するか

 

 私が必要と感じるのは重度の片麻痺障害のリハビリは、まず陽性徴候の症状を鎮(しず)めるため、身体を緩める方法を知った上で、リハビリに継続して取り組むということだ。

 

身体を緩める代表的な方法はストレッチだろう。ただしストレッチは悲しいことに効果が概ね一時的だ。ストレッチした直後はいいが、直ぐ元に戻ってしまうことが多いのだ。

 

例えば「内反尖足」は、ほぐす伸ばすのストレッチでは改善されない。

 

そこで、医療的治療として注目されたのが「ボツリヌス治療」だ。私も5回受けた。10回以上の人が数多くいる。つまり効き目が期間限定商品なのだ。

 


打てば打つほどよくなる種類の治療ではない。医者も高額請求できるので継続するが、多頻度の副作用などには未知だ。

 

◆未だ決定打は見いだせないが

 

これまで、はり、リラクゼーション、脱力ストレッチ、マインドフルネス瞑想(腹式呼吸+ハタヨガ)、腱引き、足指回しなどに取り組んできた。しかしこれをやっておれば大丈夫という決定打は今だ見いだせていない。しかし状態は徐々に改善されてきた。

 

まだ皆様に胸をはって披露できるほどではないが、この自ら体験したことを、いずれ皆様に紹介したいと思っている


 

それじゃ~また

 
 
 
 
 
 




 








 


 
【同病の三本松のおじさんの一言】


発症15年のもうすぐ76才、かなり何をやるにも疲れるようになってきました。昔だったらこのような年期の入った患者は少なかったでしょうね。今はリハビリの限界とやらを多少自嘲的に振り返りつつ、又強迫観念に背中を押されるかのように、散歩、料理、買い物、掃除等の日常生活の中でリハビリを完結させる手法を取っています。私の場合はその方が過度の筋緊張を生まずストレスもかからないような気がするのです。


【返信】

ストレスがかからず日常動作を行えている。最高です!

屋内での料理、掃除すごいです!

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