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男の老いは危険だらけ。老人世界は女の天下。 [障害者として生きる]

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私と同じ様に脳卒中後遺症による重度障害により仕事の早期引退を余儀なくされた方も多いのではないかと思います。

 
また、私も還暦に達して、同級生で定年退職した人も増えてきました。
 
定年退職して「濡れ落ち葉」と言って女房に引っ付いて回った挙句、忌み嫌われるということがよく言われます。
 
逆にそうならないために強迫的に熱中できる趣味やその仲間を探し回っている。そんなあっせてしまっている同級生さえ見かけます。
 
 
では老後とは、どのような世界なのでしょうか。テレビの「人生の楽園」のコンセプトは「趣味に生きがいを見出し、生き生きとした第二の人生」と思われますが、それは、あくまでTVの世界の中のことで、万人に共通する様には思われません。
 
まして「そばや」や「田舎カフェ」がそんなに簡単に成功するとはとても思えませんし、実際にそんな大胆な人は少数派でしょうが・・・。
 
私の住んでいる地域は京阪神から車で1時間半程度で、この番組で「地元客と京阪神からの観光客でにぎわっている」紹介された店(経営者)が幾つかありましたが、番組放映のあと、数年も繁盛している店の話など聞いたことありません
 
 
それで、もう少し現実的に男の老後、老いた男が置かれるのはどのような世界なのか、
探ってみたいと思います。
 
 
まずいきなりですが、老人介護施設を、覗いてみたいと思います。そこに典型的な男の老後の世界が垣間見ることができると思うからです。「男と女の老いかた講座」(三好春樹著)を参考にしたいと思います。

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老人介護施設の入所者のみ男女比率を見てみると女性が断然多い。
 
特に長期の入所施設である特養ホームでのその傾向が強い。
 
女性が7割から8割を占めている
 
のが当たり前でである。
 
おまけに老人施設で働く職員も女性の割合が多い。こちらの比率も8対2か7対3で女性が多い。
 
しかもこの世界
「やり手の女とお人好しの男」と言われるくらいで
 
これまた女性の天下なのだ。
 
老人施設は入所者もスタッフも女に圧倒されている世界だと思っていい。
  
「男中心社会」と批判される官僚や大企業に勤めている人達よ。
 
男が中心になってるのは、ほんの限定された世界に過ぎず
 
その世界を離れると
 
「男女平等」どころか、女が中心の世の中なんですよ。
 
 
そしてそれは仕事を辞めた男たちを待ち受けている世界なのである。
 
「おー怖い」と思われるだろうか。
 
そう、これは本当に怖い世界なのだ。今のうちに男社会を楽しんでおかれんことを。
 
 

男と女の老いかた講座―老いに上手につき合える人、つき合えない人

男と女の老いかた講座―老いに上手につき合える人、つき合えない人

  • 作者: 三好 春樹
  • 出版社/メーカー: ビジネス社
  • 発売日: 2001/05
  • メディア: 単行本

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いかがですか、そこは「仕事の世界」のように男中心の世界じゃないということです。
ですから障害を負う、老人になることは「変容」を求められるということなのです。

リハビリ室やブログの中で、年配の男性で相変わらず男中心の世界を持ち続けている人をよく見かけます。
 
相変わらず、仕事で部下に命令あるいは説得する口調が改まらない。
 
 
これ本当に「お気をつけあそばせ」なのです。趣味に生きる第二の人生大いに結構なのですが、おかれている世界が変わっていることを自覚しておかねばなりません。
 
特に、多くの男性の部下に囲まれていた人は要注意です。
かって所属した組織の大きさや、そこでの役職といったものが全く役に立たない。
 
 
「一個の人間性」のみで勝負するしかない世界
 
 
がもうそこに待っているのです。
 
かっての「社会的地位」「名誉」、財産」などな~んにも役に立たない。
 
得意なのは「管理すること」、「批評すること」 そんなのも、な~んにも役に立たない。

 
命令口調、上から目線の人間などそっぽ向かれるだけです。
 
目の前の人と仲良くできる能力が必要になるんです。
 
女性たちをはじめとし、人を楽しませ愉快な気持ちにさせる能力が必要なんです。
 
男性社会の成功者達は、逆にこれが苦手な気がします。
 
私も「人間性」には さっぱり自信がありません。
 
だから、もう変容するしかないです。
 
病気のおかげで人より多少早くそのことに気づけた気がします。
 
 
 
 

タグ:老い
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